我が道を行く『中編』

前記事の続きです。


















アタシ「お子さんの行事なの❓」

彼「うん…ゴメンね💦」










ガ━︎━︎━︎━︎━︎━︎Σ(゚д゚lll)━︎━︎━︎━︎━︎━︎ン








何で❓

何で正直に言うのよーーーーーーーーーーー‼️







アタシ「アタシは全然1番じゃないね」

「アタシの事、1番だと思ってたのなら

嘘ついてくれたら良かった」




彼「何かズルくない❓」

「自分の時は鍵を持って行くだけでも

ホテルから帰るのはオッケーなのに」

「自分の場合はいいけど俺の場合はダメみたいなのが多過ぎない❓」





これは、とても寒い日の事。

彼とホテルに入室してすぐに着信に気付いたアタシ。


子供が家に鍵を置いて学校に行き、帰宅して家に入れないと言う。

しかも、アタシの職場に鍵を取りに行ったら

アタシがいないと言う💦


ちょうど、その頃、職場のフロアが変わっていたので

子供には言い訳出来た💦


彼には申し訳なかったけど、

寒空の下、子供を放置する事は出来ない。

休憩で外に出てる事にして、時間を稼いでホテルを出た。

子供に職場の前に来させて、鍵を渡す事が出来た



その時、ホントに居た堪れなくて

彼に申し訳ない気持ちでいっぱいで。

勝手だけど、彼の事を思うとアタシだって傷付いた。



何度も謝るアタシに彼は微笑んで「気にしないで」と。

入室したばかりのホテル代を、アタシが払うと言うのも断って払ってくれた。

そんな彼の懐の深さに、感謝し切れないくらい感謝したのに。





根に持って今更、蒸し返して来るなんて最悪💢




頭が真っ白になりました。

もう、こんな人とはやって行けない。

涙が止まりませんでした。





アタシ「そんな風に思ってたのね」

嘘をついて欲しいと望むのは

そんなにいけない事なの❓」

「ホテルから帰るのはオッケーだなんて

そんな風に思った事はありません」

彼「ゴメンね。

〇〇日は卒業式。

嘘なんて吐き通せる訳ないし、伝える気はなかったけど何回も聞くから伝えるしかないと思った」

アタシ「何も知りたくない。

傷つきたくない。

アタシにはもう無理だよ」
彼「家の用事があるのは仕方ない事だと思う…」
「ソネミさんが今日逢えないのも、現に家の都合でしょう❓」
「それを責めるつもりは全然ない」
「でも、俺だってそんな時はある」
「それを理解して欲しい」




ヽ(*`皿´*)ノキィィ─︎─︎!!!!




だーかーらー‼️
アタシは理解なんてしないの‼️
知らなければそれでいいの‼️
知りたくないって言ってるのが何でわからないの⁉️
アタシだって子供の卒業式に夫婦で参加したわよ。
でも、アタシは知りたくないから彼にも教えてないんだから。


大体、アタシは彼に子供の行事に参加して欲しくない訳では無く、

嫁と仲良く参加してるのを想像させて欲しくないのです。




そもそも、何年か前の事。
彼「ソネミさんの事が大好きだから、
ホントはソネミさんのお子さんの事、俺は知りたいんだよ」
アタシ「ゴメン。
アタシは知りたくないから」
暗に知りたくないから教えたくない、と伝えました。
彼はアタシの子供の話をしても大丈夫な人。
だから、平気でポロっと言ってしまうのでしょう。





それに、アタシは用事なんて無かった。
ただ、夫が休みの日はなるべく大人しくしてようと
思っただけ。
なのに、何で「現に家の都合で逢えない」ってそんな嫌な言い方されなくちゃいけないの❓
アタシと彼は翌日、デートの約束をしてました。
だから、連日彼を誘うのも申し訳ない気持ちもあったし、

でも、こんな状態で逢いたい気持ちになんてなれません。
と言うより、顔も見たくないのが本音。
優しい彼の意外に根に持つ性格を知ってしまい、
彼の事が嫌になりました。



アタシ「アタシはやっぱり家庭のある人とは

割り切って付き合うのは難しいと思う」

「知らなければ辛くないけど

知ってしまったら立ち直れないよ」



それに気付いた彼に「割り切ってる訳じゃないけど…もう嫌になった❓」と。


アタシ「ご家族を大切にしてるんだと思うと辛くて」
「好きモードに切り替えるのが難しいよ」
「俺は逢いたい」
「ソネミさんが納得するのを待つよ」
アタシ「納得なんてしない」
「絶対にしないもの」
彼「逢いたいと思ってくれるまで待つよ」
アタシ「明日逢いたい気持ちにならなければ
もう一生逢いたいと思わない」








アタシはとにかく既婚者の彼とは、続けて行けないと伝えたくて。
「結婚指輪をしてる貴方の左手を見たくない」と言うと「俺はソネミさんがホテルに忘れた結婚指輪を取りに行った」と
また、前の話を蒸し返して来た彼。
「気にしないで」とニコニコしてたのに。



アタシは頭に来てビールをガブ飲みして
泥酔して、大号泣😭
彼を責め続けました。


彼「もうやめよう」
「これほど責められたら気持ちが持たない」
「好きなのに全部悪く捉えられて苦しい」


ついに、彼が根を上げました。


彼「俺が悪かったよ。

耐えなきゃいけないんだけど」

「我慢が足りなくてゴメンね」




それってもう我慢出来ないって事❓

別れたいって事❓

アタシは頭がおかしくて、天邪鬼なので

彼からの別れ話は嫌なのです。




アタシ「もう顔も見ない方がいいの❓」

彼「逢ってちゃんと顔を見て話がしたい」

「逢いたいよ」

アタシ「逢いたいよ」

彼「逢ってくれる❓」




でも、アタシはまだ責め足りませんでした。





アタシ「知らない」

「嫌いだよ」

「意地悪だし」

彼「やっと気持ちを立て直してきたのに追い落とすんだね」


彼はキレてアタシを責めだしました。



彼「なぜ歩み寄った手を叩く様な事するの。

弄ばれた気分だよ」

「ホント頭来た」



アタシが悪いの❓

そんなのおかしい。

「俺が悪かった」と言わせたい。




アタシ「アタシの事は忘れて」

「嫌な記憶でいたくない」

「アタシは楽しい記憶だったよ」

「♡♡君の記憶も

いつか楽しい記憶に変わってたらいいのに」

彼「楽しい記憶だよ」

アタシ「とにかく♡♡君に既婚者だと思わせて欲しくないの」

「嘘を吐き通して欲しかった」

彼「ニュースでも流れるし、詳しく聞かれたら

すぐに嘘ってわかるから」

アタシ「それでも頑固に「仕事だから」って

言われたかった」

彼「嘘つきって言われたくなかった」

アタシ「正直に言われて傷付けられるのは辛いの」

彼「判断ミスだったよ」

アタシ「何が正解かわからない」

彼「ソネミさんを傷つけないのが正解だよ」

「愛してる」

「ソネミさんが1番なんだ」

「逢ってほしい」

「本当にゴメンね」





こうして、彼と逢う事になりました。















長いので、次記事に続きます。