ザ・パニック

昨日の夜は彼と個室居酒屋デートの予定でした。

アタシはお休みだったけど、彼は某協会の理事会で

お昼は連絡取れず…


風邪が治りかけだったせいか、

夫がボランティアに行くのを送り出した後、

家事をするもダルくてベッドに潜ってたアタシ。


上の子はクラブに行っていて…

下の子はお昼近くまで寝て、春休みの宿題したり

ゲームしたり。

「お腹が空いたらお昼ご飯作ってあげるから

呼びなさい」と伝えていたのに

13時過ぎても呼びに来ない。


「そろそろ作ってあげなくちゃ」とベッドから

起き上がるとフラフラと千鳥足。

「アレ?様子がおかしい」と思いながらも

キッチンで子供にチャーハンを作る。


「美味しい」と子供が食べる横で自分も一口食べるも

全く食欲が無く、口に入れようとしても

ムカムカして入らない。

「どうしたの?」と子供に聞かれて

「おかーさん、ちょっと具合悪いの」と伝えると

「食べてあげるよ」と子供が残りを食べてくれるとの事。

立ち上がると目眩が酷く、吐き気もする。

「ちょっと寝てくるね」とベッドに戻りました。


横になると、全く目眩もなく、吐き気もない。

眠気も全くないので、iPhoneを手に取って

色々なブログを読みました。


途中で何度もお腹が痛くなりトイレへ。

普段から冷たいアルコールを飲み過ぎるせいか

ここ何年もずーっとお腹が痛い。

立ち上がったせいで目眩も酷い。


「嘔吐下痢かしら?」

さっき、子供に食べかけを食べてもらって心配に。

ウイルス性胃腸炎だったら大変‼️


「気持ち悪かったり、お腹は痛くない❓」と

子供に声をかけたけど、大丈夫そう。


またも、ベッドに潜り込む。

ふいに「サレ妻 ブログ」と検索して

ランキング1位の人のブログを一気に読破。

彼に依存してる自分が辛くて

暴走してしまいそうな自分を諌める為に読んだのでした。

アタシは異常に読むのが早いので

1位と2位の人のブログを読みました。

当然、内容は重くて辛いものでした。



すごく気分が悪い。吐きそう。




これは精神的なもの?




カラダの不調?





カップルアプリを見ると彼から

「やっと理事会終わったよ😨

〇〇〇〇を18時半で予約しました😊」と。



アタシは晩ご飯の買い物もしてなかった事に気付き

慌てて立ち上がりました。

フラフラと足がもつれ、立ちくらみと共に吐き気が💦


夫がボランティアから帰宅して

「今度は職場で会議がある」と慌てて出て行ってしまいました。


とりあえず、自転車で買い物に。

気分が悪く、冷や汗でビショビショに。

シャワーを浴びる力もなく、晩ご飯を作りました。




きっと良くなるはず。



お酒飲んだら治るかも?



すごく楽しみにしてたんだもの。



逢いたいよ。




動いたせいで吐き気が酷く、トイレへ。

少し嘔吐して、フラフラしながらベッドに倒れ込む。

起き上がろうにもグルグル目が回る。





もう無理だ(;ω;)




彼との約束の時間が刻一刻と迫ってる。

やっとiPhoneを手にすると彼にメッセ。



アタシ「逢いたいから黙ってたけど

めまいが酷くて立てない」

「治ると思って待ってるんだけど」


彼「大丈夫❓」

「無理しないでね」


アタシ「逢いたいけど無理かもしれない」

「立ち上がれない」


彼「やめとく❓」


アタシ「悲しい」


彼「流石に立ち上がれないなら無理だよ」


アタシ「そうだよね」

「吐き気がするから無理かも」


彼「俺だって凄く逢いたいけど、

大事なソネミさんに無理させれない」

「今日は休んで😘」



鏡を見ると紙のように真っ白な顔のアタシ。

しばらく寝転んで、もう一度トイレで嘔吐しました。



ちょっと顔に赤みがさした?




アタシ「ちょっとマシになって来たけど

もうおウチに帰った?」

「今からじゃ無理かな」


彼「大丈夫だよ」


アタシ「19時頃になるけど💦」


彼「ホントに大丈夫❓(笑)」


アタシ「お酒は飲めないかも」


彼「飲まなくていいんじゃない❓」




アタシは急ピッチで着替えてメイクして…

手が震えてアイラインもリップも思うように塗れない。

真っ赤なリップを塗ると少し顔色が良くなったような気がしました。


自宅にタクシーを呼びました。

タクシーがなかなか来ずにイライラ💢


ようやく乗り込むも吐き気が💦

ハンカチで口を押さえても、堪え切れない吐き気に

涙目に(;ω;)

もう限界で少し離れた所で途中下車。



帰りのタクシー大丈夫かしら?

もう無理かも…



フラフラしながら

彼と約束のお店に這々の体で辿り着きました。



「先にやってます」とのメッセ通り

彼はビールにブリカマの塩焼きをつつきながら

待ってました。



「大丈夫❓

顔が真っ青だよ」


鏡を見なくとも、自分でもキンキンに冷えた顔でわかりました。

両手が尋常じゃないほど、ガタガタ震えています。



どうしよう。

倒れそう。

彼に迷惑かけちゃう。




彼がアタシの震える両手を握って悲しそうな顔をしていました。


「重症じゃないか。

こんなに手が震えて」



こんな顔させる為に出て来た訳じゃないのに。

あまりにも具合が悪くて喋る事が出来ない。




彼が温かいお茶を頼んでくれて

少し話す事が出来だしました。




でも、アタシの口からは

「迷惑かけてゴメンなさい」とか「ゴメンね」しか

出て来なくて。


彼は「無理させてゴメン。

でも、来てくれて嬉しいよ」と言ってくれました。


「落ち着いたら送って行くよ。

これ以上無理はさせられない」とチャイムを押して

お会計をしようとする彼。


アタシは「もう少し一緒にいたい」と彼の手を握りました。

彼は「ホテルで身体を休めようか」と言って店を出ました。


いつものホテルへ。

アタシをお姫様みたいに大事にエスコートしてくれました。


ベッドに倒れ込むと…不思議‼️

全然、気持ちが悪くない。

目眩も吐き気も全くない。


彼は「大丈夫❓」とキスして来て。


アタシ「ウイルス性の嘔吐下痢だったらうつっちゃうからダメ」


彼「ソネミ菌なら大歓迎だよ」



一昨年もこんな症状の後、愛し合ったのを

2人で思い出して。



でも、横になるとケロリと治るなんて

ウイルス性ではなさそう。

アタシは車酔いもするし、三半規管が弱いので

原因はそれだと確信。



寝てるとすっかり気分が良くなって

静かな部屋の中で彼とキスばかりしてました。



「好きだよ。大好き」



それだけの気持ちで慈しみ溢れるキスをしました。


彼は「大丈夫❓」と何度も確認しながら身体を撫でてくれました。

そのうちキスは深くなり…

「ソネミさんが具合が悪いのに、欲しくなる俺はダメな彼氏だね」

アタシは自分からキスして「アタシも欲しい」と

お願いしました。


彼はいつもの激しさを全く出さずに

壊れ物を扱うように愛してくれました。


アタシは全く不調にならず、満たされました。



起き上がると、少しだけ目眩はしましたが

吐き気も無く安心しました。



シャワーを浴びて、沢山キスして。



彼が「水分取って」と言うので起き上がる度に

目眩に襲われましたが、吐く事も無く。



昨日ハードだった彼はアタシを胸に抱き、爆睡。

アタシも身動きが取れないまま、珍しくウトウト。



でも、これほど体調が悪いのに

午前様になるほど遅くまでいられない。

夫に不審に思われてしまう。


彼からも「今日は早めに帰った方がいいね。

家でゆっくりしなきゃ」



ゆっくりするのが貴方の側じゃないのが辛い。

そう思ったけど、その言葉は飲み込んで。




彼はタクシーでアタシを家まで送ってくれて

「街で少し飲み直すよ」と引き返して行きました。


家には下の子と夫が起きていて。

アタシは具合が悪いのに遊びに行ったと思われたく無くて

元気なフリをしてお風呂に入りました。





そして、寝室で彼にお礼のメッセと「おやすみ」を。

彼からは

「無理してまで来てくれて感動しました❤️」

と優しいメッセが届いて。

アタシは胸が温かくなって、嬉しくて涙が出て来ました。




アル中なのにお酒を飲んでないので眠れないかと

心配しましたが、何度も目覚めて

浅いものの5時頃までは眠る事が出来ました。





「おはよう」

「具合はどう❓」と彼からのメッセ。


目眩はするけど吐き気はないので

今日もデートする事に❤️


ホントはゆっくりしたかったけど

彼に仕事が入ったそう(;ω;)

逢えるだけでも良いと思わないと❣️

僅かな時間だけど、沢山愛されて来よう。