神と旅する【後編】
【前編】からの続き。
夕暮れの空が深い色に変わる頃。
まだ一緒にいられる。
今日は同じ場所で1日を終えて
朝を迎えられる。
何年ぶりだろう。
うきうきする気持ちと。
嘘を重ね、隠れて悪い事をしてる罪悪感と。
真逆の気持ちに揺れながら、車の外を流れる景色をぼんやりと見ていました。
着いたホテルはとても素敵でした。
五つ星ホテルの設えは素晴らしい✨
すっかりクリスマス気分満載のロビー。
パーティーがあるみたいでドレス姿の女性が代わる代わる写真撮影してました。
あらゆるところに美しいツリーが飾ってあり、全てを写真に収めたいほど。
スタッフの方も洗練されてて親切で最高のホテルでした。
ベッドがよじ登らなきゃいけないほどリッチな厚み。
つい座ってしまった後にパシャリ📷✨
高層階の窓から見える都会の夜景は素敵❤️
夜の食事は彼のオンラインゲームのお仲間が経営しているレストランに行きたかったのだけど。
定休日との事で断念。
どうやら、こちらの地方は◯曜日はほとんどのお店がお休みだと…
えーーーーーーーーー‼️
都会なのに無休じゃないのか‼️
田舎者なので都会に過度な期待してたわ(笑)
その方が沢山、紹介してくれたけど
ほぼ休みか予約でいっぱい( ;∀;)
紹介して貰った手前、他を探しづらい💦
やっと取れた所はただの居酒屋😭
まあ、オシャレ居酒屋で地元では人気店だそうだけど…
ただの居酒屋なんて紹介しないでよっ💢
アタシ、行きたかったお店が色々あったのに…
ドレスアップしてたのに…
少し拗ねてたので写真も無し。
彼の気の遣い様が申し訳ないほどでした💦
オシャレにしてるつもりでも店内も狭けりゃテーブルも狭い💢
味はまあまあだけど、
アタシ達の地元は海の幸、山の幸に恵まれた環境なので
こんな居酒屋は当たり前。中の下くらい。
文句を言わない彼も「普通の居酒屋だね💦」というほど。
ビールをがぶ飲みしてたけど
「ワインはどう❓」と言うので
白ワインを飲んでたけど魚料理が一切無いので赤に。
手頃なワインばかりなので物足りない。
高くて美味しいシャンパンでも飲みたかったのに置いてない( ;∀;)
馬鹿みたいに飲んでるうちに拗ねた気持ちも無くなり、
またも彼のゲーム仲間に紹介して貰ったバーボン専門のBARに。
アタシはバーボンは好きじゃない。
彼もウイスキー派で得意ではない。
これもお付き合い。
アタシは◯ッツのBARに行きたかった( ;∀;)
バーボン専門のBARはとにかくすごかった💦
超バーボンオタクのバーテンダーの機関銃トークに
ほぼストレートで飲まされまくる地獄(T ^ T)
翌日は試験なのに何杯も飲んでしまった💦
かなり酔ってホテルに戻り…
愛の確認。
イイ香りのバスソルトが3種類。
2人で選んだ香りに包まれて、広いバスタブに浸かって。
彼のイビキが酷くて殆ど眠れない夜でした。
何年かに一夜なので我慢出来る(笑)
朝から求められて微睡みから醒めた。
試験まで時間があり過ぎて持て余してしまう。
随分前に彼と食べたB級グルメを食べるか、
アタシが前夜に行きたかった焼肉屋さんの行列が出来るランチか悩み…
どのみち、沢山は食べられないので朝食抜き。
◯ッツの朝食も見てみたかった💦
前回行った、B級グルメのお店は行列の区切りで奇跡的に殆ど待たずに食べられた。
今回は並ばなきゃ無理だろうという事に。
11:00openの焼肉屋さんに10:30に連絡したら「もう行列が出来てる」と。
行列の長さを見て決めようとホテルをチェックアウト。
焼肉屋さんが混み過ぎてたらB級グルメのお店に行こうと出発。
11:05到着。
ん❓営業してるよね❓
ナ・ン・ト‼️誰も並んでない。
狐につままれた気持ちで入店。
何故ならTVでも紹介されたらしく、グルメサイトでも大行列の人気店と紹介されていたから。
アタシは
黒毛和牛 イチボ肉のタタキステーキ重(ひつまぶし仕立て)¥1,880
彼は
黒毛和牛 イチボ肉とすき焼き煮の合い盛り重 ¥1,380
美味し〜〜〜〜い✨
美味しくて震えました。
お出汁が付いててお茶漬けも出来る。
全然しつこくない。
お手頃だし→自分で払ってない
しかも‼️
不倫カップルに最適な個室❤️
広いし綺麗で落ち着く〜❣️
あっという間にペロリ。
そして、外は雨がしとしと降る中…
大行列でした💦
第1の行列と第2の行列が出来る隙間に入れたみたい💦
いきなり入店出来てびっくり‼️
これでテンション爆上がり→単純(笑)
試験の間、彼は近くでサウナ。
嫌で死にそうで
実力を全く発揮出来ず、モヤモヤしてますが
彼と幸せな旅行が出来て感謝感謝の2日間でした。
ずーっとアタシの一挙手一投足を見てて
目が合う度にニッコリ笑う彼。
アタシが気まぐれに触れるだけで
「ドキドキするよ💓嬉しい」とはにかむ。
おじさんだけど
アタシの前だと彼は出会った頃の20代前半のまま。
「この2日、嫌な気持ちが1ミリも無くて。
素敵な時間ばっかりだった。
ソネミさんはずーっと何をしても可愛くて愛おしかった。
ありがとう」と彼。
アタシも感謝の気持ちを伝えた。
旅は終わり、日常へ。
1人でビールを飲みながら彼とチャットしてて。
彼「2日間、ソネミさんが可愛い過ぎて死にそうだったよ」
「メロメロです❤️」
アタシ「いつ目が合ってもニコニコで優しい♡♡君が大好き」
「どうして昔はその笑顔に気付かなかったんだろうと悲しいよ」
彼「気がついてくれただけで嬉しい❤️」
「ソネミさんが大事な人だからだよ」
恐怖の嫁電も無く…
嫁、子供の存在を完全に消して楽しい事だけの旅。
アタシのアリバイ工作の時間潰しの為に遅くまでドライブしてくれたり。
職場用のお土産まで買ってくれて。
神降臨の彼との旅は一生の思い出です。
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