偽物

先日のデートは…

彼が「お昼頃にアポが入るかもしれないけど、その間30分ほど待ってて欲しい」との事で。



ランチはその後にしようか、と時間が不確定だったので

いつもは予約して訪れる、お気に入りのレストランの予約をしませんでした。

彼曰く「いつもすごく混んでるわけじゃないし別に予約いらないんじゃない❓」

アタシは待たされたり、入れなかったりするのが大嫌い。


アタシ「そんな時ほど混んでるかもよ」

彼「大丈夫、大丈夫」






当日までお客様に提案出来る材料があるかわからないそうで、彼からの連絡待ち。


「アポはなくなったよー」と連絡があったので先に早めにランチする事に。

オープンより5分くらい早く到着。


「ちょっと早いけど中で待たせて貰おう」とさっさと車を降りてしまった彼。

アタシはちょうどに行きたかったので渋々車を降りました。


彼「こんにちは〜。

ちょっと早いんですけど…」

美人シェフ「すみません。

〇〇時オープンなので外でお待ち下さい」



ほら〜💦

こうなる予感がしたのよ〜(;´д`)



3月だし、モロに冬物を着るのが恥ずかしいので

少し春を感じさせるワンピースに薄手のロングカーデだったアタシ。


5分でも寒かった💦



そして、再入店。

そしたら、予約でいっぱいでカウンター席しか空いてないそう。

「ソネミさん、どうする❓」と彼。


寒空の下、待ったんだもの。

この際、カウンターでもいいわ。


ロングワンピの裾を踏まないように高いスツールに腰掛けて。

カウンターからは厨房が丸見え。

見え過ぎなのもどうかと思ったけど💦

料理が好きなアタシは興味深くて、結構ガン見しちゃいました😅


予約はいっぱい、テイクアウトのお弁当のパッケージがカウンターにズラリ。

すごく忙しそう。

なのに、それほど待たされる事無く、お料理が届きました。





アタシがオーダーしたのはポークステーキ。

彼がおすそ分けしてくれたエビフライがお皿に乗ったままパチリ📸

前菜はチリコンカン、イベリコ豚のキッシュ、アボカドのカプレーゼ。

やっぱり美味しい。

でも、メニューに変化が少なくて…

ちょっと飽きちゃったかも。



彼がオーダーしたのは大きな有頭海老のエビフライ。

赤大根の干大根煮、イベリコ豚のキッシュ、アボカドのカプレーゼ。


エビフライは調理してる所からして大迫力でした。

初めてのメニューに彼は飛びつきましたが、エビフライ好きのアタシに

「ソネミさんはエビフライじゃなくていいの❓」と気遣ってくれて。

実は前日、我が家の晩ご飯は子供のリクエストでカキフライとエビフライでした。

タルタルソースも手作りして揚げたてサクサクのフライを食べました。

彼に言うと「いいなぁ」としょんぼりしちゃうので

「ポークの気分だからいいわ」と誤魔化しました💦






ガトーショコラを半分こ。




「カウンター席ですみませんでした」と美人シェフ。

「いえいえ💦お忙しい時にいきなり来て申し訳ありません」とお店を後にしました。




それから高速でいつもの郊外のホテルへ。

サウナのお部屋はまた空いてなくてガッカリする彼。

使わないけど岩盤浴のあるお部屋へ💦



「欲しかった」とギューギュー抱きしめられて。

ちょっとしたプールみたいなバスタブのお湯を張って。

広過ぎてバスバブル2袋入れてもあんまり泡が立ちません😅


お風呂に入る時は別々に服を脱ぐアタシ達。

彼はベッドルームで、アタシはパウダールームで。

長い爪でストッキングを傷付けないようにソロソロ脱いでると

いつも彼が先に脱いで侵入して来る。

男性より先に脱いで裸で待つのは恥ずかしいのでランジェリーは彼に脱がせて貰う。



バスルームで愛されて、ベッドルームでも愛し合って。



その後はシャワーを浴びて、もう一度バスタブへ。

その時は身体の大きな彼に包まれるようにバックハグで浸かります。

優しく抱きしめられて、髪に、首に、背中にキスされて。



いつものドラマ鑑賞。

最近観てるのは『真犯人フラグ』『DCU』『ゴシップ』『ミステリと言う勿れ』かな。

アタシは読書好きで学生時代は江戸川乱歩、谷崎潤一郎は全巻読みました。

大人になってからは東野圭吾、宮部みゆき、森博嗣、綾辻行人、湊かなえとかはほぼ全巻読んでるかなぁ。(敬称略)

なので、根っからのミステリー好きなのです。



彼とディスカッションしながらのドラマ鑑賞が楽しい。

夫は「黙って❗️」というタイプなのでホントつまらない。



そして、もうそろそろ帰宅の準備しなきゃ…って頃に求められて2度目の愛の確認。

シャワーを浴びて身支度して慌ててお部屋を出ました💦


「ゴメンね💦

最後に襲っちゃってバタバタさせたね」と彼。


デートの帰りはいつも

毎日、2.5㍑ビールを飲むアタシの為にお酒屋さんに寄ってビールを買ってくれる。

夜も幸せでいられるように遠慮なく買ってもらう事にしてる。







アタシには前の職場で仲良くなった、一回り以上歳上の女友達がいる。

彼とは10日間会えないので久しぶりに彼女とランチする事を思い付いた。

酔っていたので、お気に入りのレストランに行こうと提案。

ラインにレストランの場所を貼り付けて「予約しときます〜」と。

お金に余裕があるのでコロナ禍に業界に見切りをつけて思い切って社長業をやめた彼女。

仕事で県外から来てそのまま残っている彼女は身寄りもなく独身者。

退屈してるだろうから一緒に美味しい物を食べようと思った。




ところが翌日、ある事に気付き、顔面蒼白💦

いつもアタシは彼の苗字で予約しています。

なのに今回はアタシの苗字で予約する事になってしまう💦

お店の人ももしかしたら気付いているかもしれないけど、グレーを自ら黒にしたくない。



胸が痛みましたが、彼女には予約取れなかったと伝えて…

2人の自宅から近い、ショッピングモールに変更して貰いました💦






夫婦然として食事やショッピングに行くので夫婦として扱ってもらえるけど。

仲睦まじい夫婦に見えていても、あくまでも偽の夫婦。

いくら目を背けても現実では苗字の違う赤の他人。

どんなに愛しあっていても薄っぺらい不倫関係には違いないのです。