酒と泪と男と女

先日からアルバイトを始めました。

未来型の期間限定のポップアップストアです。

久々にお洒落して、お洒落な場所で

お仕事出来て嬉しいと思いました。

やっぱり家にいるばかりより楽しいです。



そして、今日は夫が夜勤なので

夕方の2時間だけの彼とのデート。

待ち合わせ場所に停まってる彼の車に乗り込んで

ギュッと手を繋いで彼を見ると満面の笑顔で「逢いたかったよ」と。




「コレ、さっき買ったの」と彼が嬉々として

取り出したのはサングラス。


「〇〇〇にさっき初めて行ったよ」

「初めて⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎スポーツで買ったんだ。どう❓」


ギラギラのサングラスを掛けて喜んでる彼。


やたらと『初めて』を強調してる。



ど田舎の我が家の超近所の〇〇〇が

今秋リニューアルして、近隣県のどこよりもどでかい

ショッピングモールに生まれ変わりました。


アタシは週末毎に「家族で出かけてるんじゃないか」と疑心暗鬼になって憂いてました。

それくらい、ど田舎に出来たショッピングモールの大きさは半端無かったのです💦


きっと、彼のお年頃の子供達はきっと行ってみたいんじゃないかと思うのです。

現にアタシ達家族は何度もご飯を食べに行き、

服を買い、映画も観てるのですから。



昨日は祝日。

アタシは仕事。

絶対にショッピングモールで鉢合わせする事は無い。

安全にショッピング出来る。



絶対、さっき買ったなんて嘘だ。



ってか、嘘をつかせたのはアタシ。

それも悲しい。

嘘をつかれたのも悲しい。

彼が家族と出かけたのも悲しい。




沢山の悲しい気持ちに押し潰されそう。





ダンマリのアタシに

「明日はゴルフだし、一緒に廻る人達はセレブな社長さんばっかりだから

いつも一緒のサングラスだと恥ずかしいし」と

言い訳を始めた彼。


さすがに様子に気付き、

「お仕事はどうだった❓

変わった事あった❓」と彼。


アタシ「変わった事ばっかり」

彼「そ、そうなの❓」

「い、忙しかった❓」

アタシ「まあまあ」




・・・シーン・・・




近くのホテルへ。

お部屋に入ると彼はギュッと抱きしめて来た。

キスしようとするのを顔を背けて逃げた。

なのに、無理矢理キスしようとするから

「ヤダ」と押しのけた。


「どうして❓」と彼。


「悲しいから」と答えたら

ダムが決壊したみたいにボロボロボロッと

大粒の涙が溢れた。



「どうしたの❓」

「俺、何か言った❓」

「嫌な事言ったかな❓」

とオロオロする彼に「何でもない」と泣くアタシ。


「何でもないなら何で泣いてるの❓」と

悲しそうな彼。

彼がアタシの涙を指で拭うので、ファンデが取れるのが嫌で

ベッド脇のティッシュBOXから数枚取って拭って…

ベッドに座って、拭っても拭っても溢れて来る涙と

格闘してました。


ずっとメソメソしてるアタシの後ろに来た彼。

後ろからギュッとハグして「大好きだよ」と。

アタシはずっと身を任せながら泣いてました。


彼はアタシをベッドに寝かせて

無理矢理キスしました。


アタシが「嫌だ❗️」と押し除けたら

すごく悲しい顔をした彼が

「嫌❓

俺はソネミさんの事ばっかり考えて生きてるのに」と。


アタシ「悲しい思いさせる♡♡君なんてキライ」

「お子さんだってショッピングモール行きたいって

言うでしょ」

「初めてって言わないでよ」

「(家族で)行ったでしょ」

彼「俺は初めて行ったんだよ」

「俺以外で何度も行ってるから」

「俺はいつも1人だよ」

「日曜日だって仕事してるの知ってるでしょ」

アタシ「知らない」

彼「えーー😭」



だって終日、仕事してる訳じゃないもん。

午後からは野球観たりしてるじゃん。



あまりにも真剣に訴えて来る彼。


「喜ぶ顔が見たくて急いでやって来たのに。

いつも早く逢いたくて、早く着いてるんだよ」


うん。

わかってる。

アタシよりずっと早く来て待っててくれてる事。



「愛おしいよ」

「ソネミさんの事しか考えられない」



そこまで言われたら降参です。



沢山のキスの間に彼の髪に触れると

「嬉しい。

俺の髪を撫でてくれた」とはにかむ彼に

「じゃあ、触らない」と意地悪なアタシ。

「えー😢すごく嬉しかったのに」と悲しむ彼。


「欲しい。

ずっとソネミさんを思ってた」と

動けないようにギュッと抱きしめられて。


女の子の日だったのでバスルームで愛の確認。



その後、ベッドの彼の腕の中でアルバイトの愚痴も吐き出せて。

「安心させたい」

「愛おしいよ」とすごく強くギュッとされて。


「可愛いなぁ」と何度も言ってくれる彼に

最後は笑顔でいられました。



そして、帰宅してお礼のメッセ。

その後の「大好きだよ❤️」「大好き❤」。







かーらーのー…






(( ༎ຶ ◡︎︎༎ຶ)ちーん






2時間音沙汰無し…






(இдஇ; )うぇーん





アタシ「。*゚(PД`q゚)゚*。」

彼「どうしたの❓」

「ソネミさんからチャット来ないから送ろうかなぁって思ってたよ😘」




なーにが😘じゃ💢

チャットはおーまーえーのターンじゃ‼️

ふざけんじゃねぇっ‼️




アタシ「だってアタシのメッセが最後だったのにー」

「悲しくてまたずっとメソメソしてたよ」

「悲しいばっかりでもう嫌だ」




アルコールを摂取してるせいか涙が止まらない。




彼「そんなに言わないで」

「キリよく終わった感じになってたから💦」

「大好きだよ❤️」

「ソネミさんの事ばかり考えてたのに」



もう涙が止まらない。

やっぱりアタシは病気なんだ。

アルコールもやめられない。

アルコールのせいで涙も止まらない。

彼と別れたい。



アタシ「寂しがりだし寂しくて死んでしまいたい」

彼「ゴメンね。チャット送れば良かった」

アタシ「ちょっと辛い気持ちになってて」

彼「1人で行っただけだよ💦」

アタシ「信じてる」

「夕方泣いたのが呼び水になっただけ」

彼「ゴメンね」

「寂しい思いさせたくないのに😭」

アタシ「♡♡君の事好き過ぎて

すぐに寂しくなっちゃうだけ」

彼「いいんだよ」

アタシ「思いが募ると期待してしまうから」

彼「ソネミさんを幸せな気持ちにしたい一心だよ」

「今日もホントに素敵でした😍」

「メロメロでした❤️」

「俺の彼女は可愛すぎるよ」

アタシ「ゴネて嫌われると思った」

「そんな事言われると思わなかった」

彼「可愛いって事しか残ってない」

「大好きだよ❤️」




だいぶ心が落ち着いたので

早朝からゴルフの彼を解放してあげました。







今日は情緒不安定で大泣きしてしまったアタシ。

想像と妬み嫉みで八つ当たりして。

意地悪ばっかり言って困らせるアタシ。

なのに、謝ってばかりの彼。



どうしたらアタシは彼に優しくなれるんだろう。