つかめない

その日は朝から雷が鳴り、大雨で大荒れの天気でした。


ネイルサロンを予約していたアタシは

夫にお願いして送り迎えしてもらいました。




※画像はお借りしています


こんな感じに。

失業中なので地味にしようと思ったけど、結構派手でした😅




夫が夜勤だったので夫が出勤した後、彼と逢う約束をしていましたが

「こんな天気にどこへ行ってたの❓」と子供に疑われそうで😢



彼「すごい雷⚡️だね💦」

「今日は何処へ迎えに行けばいいかな❓」

アタシ「このままのお天気だと出にくい💦」

彼「了解です。状況はまた教えて」



ネイルサロンの帰りに夫と買い物をして帰宅すると

帰りが遅いはずの子供が、学校行事が中止になって

早く帰宅していました。


彼に断るべきか悩みましたが、ギリギリまで様子を見て…

夫にお弁当を作って送り出しました。


雨はほとんど止んでいて子供はヘッドフォンをして

ゲームに没頭してました。

アタシはウォーキング用に買った、音楽プレーヤーの調子が悪かったので、それを言い訳に

「電器屋さんに行って来る」と言って家を出ました。


15:30に待ち合わせ。

2時間ほどいられるかと思ったけど

キリのいい、17時までの1時間半だけにしようと決めて。


白のシフォンブラウスにキャメルのワイドパンツ。

ベージュのパンプスにアクセントで赤の小さなバッグで。

最近買ったLANVANのベージュの傘を持って行きました。


待っていた彼の車に乗り込んだら、すぐにギュッと手を繋いでくれて…

散々別れ話をしたので気まずかったけど

彼は何も思わないのか「逢いたかったよ」と

蕩けそうな笑顔でした。


彼の友人に見られた近場のホテルではなく、郊外の鬱蒼とした林の奥のホテルへ。

彼曰く、古いホテルを買い取ってリニューアルしたらしいと。

そこはバンガローが連なったような作りで

意外と外見も新しく見えました。

お部屋もリフォームしたような感じで綺麗でした。


彼は「綺麗で良かった」とホッとしてましたが、

普段使うホテルの半分以下の広さでした😅

8日ぶりに逢うので、彼は「やっと逢えたぁ」と

すごく喜んでアタシを抱き上げました。

ギューギュー痛いくらい抱きしめられて

アタシの首筋に顔を埋めて

「いい匂い」「逢えて嬉しいよ」とキスをして。

愛の確認。


「好きだよ」「大好き」「欲しかったよ」と愛を伝えてくれて。

「綺麗だよ」「可愛い」と言われながら愛されました。


シャワーの後、彼の腕の中でキスをして。

「今度どこか出かけようよ」

「お部屋ばっかりのデートばっかりだと申し訳ない」

「沢山美味しい物も食べよう」と彼。


彼は飲み会に行ってるけど、アタシは夫には

「飲みに行く」なんてとてもじゃないけど言えない。

彼もわかってて「ソネミさんと飲みに行きたいなぁ」

「いつか飲みに行けるようになったら教えてね」と

ちょっと悲しそうに言う。



あっという間の1時間が経ち…

身支度を終えたら「今日もホントに可愛くてビックリしたよ」と最近恒例のお褒めの時間。

いい歳をして照れる自分が恥ずかしい(//∇//)


ほんの1時間もいなかったのにホテル代は¥5000。

狭いお部屋だったのに高っ‼️

何だか彼に申し訳ない気持ちに(;ω;)




自宅近くまで着いた時に彼のiPhoneに着信が…

彼は取るのを躊躇して取らなかった。

「母からだ。

きっと父の法事の事かな」

来月はお父様の三回忌があるから…

アタシには決して立ち入る事が出来ない話。


いつもの場所へ送って貰ったら丁度17時でした。





子供達に晩ご飯を作ってビールをグビグビ。

彼にお礼のメッセしたら即レスくれました。


彼「こちらこそありがとう❤️」

「ソネミさんに逢えて超嬉しかった😍」

「やっぱり今日もソネミさんは素敵でした😘」

アタシ「短い時間の為に出て来てもらうのが申し訳ないよ」

彼「ソネミさんに逢えると元気出るから逢って欲しい」

「今日も可愛いくて死にそうでした❤️」

アタシ「もっと愛されたい」

「でも、♡♡君がお部屋デート以外でも

考えてくれたのが嬉しかったよ」

彼「いつもそう思ってるんだよ」

アタシ「優しいなぁ」

「ホントに愛されてるんじゃないかと思っちゃう」

彼「愛してるよ❤️」

「そろそろ気付いて欲しいなぁ😘」

アタシ「ずっと気付かなかったらもっと愛をくれるの❓」

彼「もっともっと愛したい」



アタシ「♡♡君のお父様の法事ももうすぐなのに」

「アタシは関係なくて」

「胸が痛いよ」

彼「母と姉と3人でお寺に行くだけだよ」

アタシ「心を寄り添わせていたいと思うけど

お父様からしたら嫌でしょうね」

彼「そんな事ないよ」

「俺が大好きな人だから快く迎えてくれると思うよ❤️」

アタシ「ずっと愛されたい」

彼「ソネミさんを一生愛してる」

「それは不変なものだよ」

「ソネミさんにメロメロなの😍」



アタシ「何で再会しちゃったんだろう」

「何でアタシからメッセージ送っちゃったんだろう」

彼「嫌❓」

アタシ「今だけを愉しめばいいと思えたらいいけど」

「仕事を辞めたら♡♡君に逢えなくなったし」

彼「それでも好きな気持ちは変わらないし

日に日に思いは募るばかりだよ」

アタシ「信じたいよ」

「アタシより大切な人がいても」

彼「ソネミさんが大切だよ」

「信じて欲しい」

「愛してるんだよ」




何度言われても、毎日言われても、

全く不安が消えない。

むしろ悲しくて涙が出てしまう。


アタシのものにはならない彼。

つかめない愛。


もうどうしたらいいのかわからない。