雁字搦める

先日の台風の前日。

嵐の前の静けさと言うのか、快晴で暑かった。

アタシは夫が夜勤に出かけた後、彼と2時間のデートで近くのホテルへ。


彼はアタシのウォーキング用のMP3プレーヤーに

アタシの好きなアーティストのアルバムを沢山入れて来てくれてました。

忙しいのに申し訳ない💦


それから慌てるように愛の確認。

心の隙間は身体で埋めるしかない。

そんな感じでした。




今月はアタシが仕事してないので

ゆっくり出られるのは夫の昼の勤務の時だけ、と自分で決めています。

今週の夫の昼勤は2回。

ところが、1日はウチの子供が学校行事の都合で急遽休みだと判明。

女の子の日だし、子供もずっと家にいると言うので

彼にお断りしました。


もう1日は彼が仕事の相談員として遠くの町まで終日出かけるので無理。

来週は夫の夏休みがあるので昼勤は1回。

その日彼は前から決まっていたゴルフ( ;∀;)



ホテルのテレビがハウリングを起こすので消して

静かな空間で話をしたり、キスばかりしてました。


たったの2時間では心の隙間は埋まらない。

抱き合い、キスを繰り返しても寂しい。


あっという間に帰る時間。

そしたら彼に何度も何度も電話がかかって来て…

「話が長いんだよね」と取らない彼。



もしかして…嫁❓



しつこく掛かって来てるのに、やたらとオロオロして取らない彼。

コソコソLINEかメッセンジャーしてる様子。

彼はiPhoneを新しくしてから横から見えない保護フィルムを貼っていて…

アタシと嫁、両方から見えなくしたんだろう。



やっぱり嫁でしょ💢



アタシ「取らないの❓」

彼「ホントに話が長いヤツなんだよ。

ってか、こんなにしつこく掛けてくるのは

ココに入るの見られたんじゃないかな…」


彼の車はこの田舎ではあまり見かけない。

でも、自宅からは近場だけど、寂れた感じの場所なので人はとても少ない。


友達に見られたというよりも、嫁の可能性の方が高く感じて

アタシは黙ってしまった。


彼は「バタバタしてゴメンね💦」としきりに謝ってたけど

バタバタというより彼が動揺し過ぎてるのが気になる。


彼からの唇へのキスも躱して、ほっぺに。

ダンマリのまま、自宅近くで降ろしてもらいました。


彼はその後飲み会で…

アタシはイライラしてビールをガブ飲みして

彼にメッセを送りつけました。


アタシ「お友達に見られて嫌なら

ホテル行くのやめましょう」

「アタシは奥さんからの電話なのかと

思ったけど」

「すごく気にしてたから」

彼「ゴメンね

嫁さんじゃないよ

悪ふざけが酷いヤツだから言いふらされるのをどう止めようかって」






ヽ(*`皿´*)ノキィィ─︎─︎!!!!




嫁さん言うなーーーーーー💢





アタシ「短い時間のデートやめよう」

「近くだから見られる可能性高いし」

「嫁さんも聞きたくない」

彼「ゴメンね」

「もう言わない」


少し時間おいて


彼「飲み会終わりました」

「おやすみ❤️」





そして翌朝。

彼「おはよう❤️」



アタシはずっとムカムカしてて。

よりによって嫁に「さん」なんて付けなくたっていいじゃない💢

「嫁」って聞くだけで腹わたが煮えくり返るのに。

この前「家のひと」って表現にもイライラしたばかり。



頭に来たので夕方まで未読にして放置して。

夜、ビール飲んでメッセしました。


アタシ「何にも言ってくれない」

「お友達にホントに見られたの❓」

彼「なんでおはよう返してくれないかと思ってた」

「友達はだいぶ釘を刺しました💦」

アタシ「でももう逢うのもやめた方がいいかも」

「誰に見られるかわからないし」

彼「嫌だ」

「逢いたいよ」

アタシ「お友達に見られたのもショックだし

奥さんに知られるかも知れないのも申し訳ないし

嫁さんなんて言う♡♡君にもショックだし」

「沢山重なってもう終わりかも知れない」

彼「そんな風に捉えないで」

「じゃあ何て名称にしたらいいの❓」

「質問に答えただけなのに責めないで」

「どんな風に言ってもダメな気がするんだよ」




そーだよ‼️そーだよ‼️

何て呼んでもムカつくんだよ‼️

けど、嫁「さん」は嫌なの💢

でも、そんな事言えないのが悔しくて悔しくて。




アタシ「そうだね。

やっぱり無理だとしか思えない」

彼「離れないで」

「別れたくない」

アタシ「アタシが1番に思えなかった」

「奥さんが大切そうだから」

「だからアタシはいつも早く離れたいと思う」

彼「ソネミさんが1番だよ」

「1番愛してるし大切だよ」

アタシ「不安でいっぱいだよ」

「悲しくて辛い」

彼「伝わらないのが悲しいよ」

「でも努力したい」

「愛してる事を信じて貰えるように」



グズグズメソメソ泣いて。

散々、同じ事をぐるぐるくどくど言って。

彼はそれに付き合って沢山の愛の言葉をくれました。



ホントは「嫁❓そんなヤツいないよ」

「ソネミさんだけ」くらい言って欲しい(笑)

言えないけど。




来週も2時間のデートなら出来るけど

誰かに見られるのも怖い。

どうしようかな…



その次は、思い切って彼の休日に

今月最後の朝から夕方までのデートをする事にしました。


彼「お願いします😍」

アタシ「これが今月最後のゆっくり出来る日だなぁ」

「大切な日だね」

彼「ずっとくっついて離れないよ」

アタシ「うん。

不安な気持ちを消して欲しいよ」

彼「全力で不安を取り除くよ」

アタシ「甘えてばっかりでゴメンね」

彼「ううん。ソネミさんが大事だよ❤️」





デート用にネイルシールを購入。


※画像はお借りしました


簡単で可愛い💕

アタシは爪が小さいので

シールを切ってサイズを合わせたので、少し面倒でしたが…






少し醒めてたアタシは

結局、嫉妬と執着で

彼の事を雁字搦めにしたいようです。