劣等感と優越感〈後編〉
2日目は彼にお弁当を作りました。
当初は「炊き込みご飯が食べたい」と言ってたのに
「変更していい❓」
「ソネミさんのオムライスが食べたい」と彼。
お子様メニューが食べたいのかと可愛いらしく思って
快諾。
〈本日のお品書き〉
オムライス
ハンバーグ
特製ポテトサラダ
野菜たっぷり豆乳スープ
オムライスにも野菜たっぷり。
ハンバーグには牛脂と豆腐を入れて
コクとヘルシーさをプラス。
ポテトサラダはタンパク質は茹で卵だけでさっぱりと。
豆乳スープはバターとコンソメでしっかりめの味だけど
キノコと野菜をたっぷり入れてヘルシーに。
どれも美味しいと喜んでくれて
一口毎にキスしてくる彼(笑)
あまりに美味しいと喜ぶから
「毎日作りたいよ」と彼の胸で泣いたアタシ。
「愛おしいよ」と涙を拭いてくれた彼。
食事の後、
「昨日も(愛の)確認したから無理しないで」と言ったら
「やっぱり欲しくなった❤️」と求められて、抱かれました。
シャワーの後、小さな子供みたいに
アタシにくっついて来た彼はスヤスヤ眠ってしまい。
時折、アタシの存在を確認しては「安心する」と
擦り寄って来ては熟睡してました。
小一時間眠ると「疲れが取れた」とニッコリ。
バラエティ番組で「可愛い」の事をヲタク語で
「キャワタス」と賀来賢人さんが言ってたのを
えらくウケたらしい彼。
アタシに使おうと取っておいたと言い、
説明してくれるけど全く面白くない。
伝わらない事が、もどかしい彼は動画を探したけど無くて。
ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
家族で笑いながら観たと思うとムカつく。
「身近で観てた嫁と子供に言ったんでしょ」と
布団を被って拗ねたアタシに
「家族と観たと思ってるんでしょ❓」
「1人で観たからね」と彼。
いつまでも拗ねても仕方ないので、機嫌を直したアタシ。
さらに、彼がTVで観たと言う人の本が欲しくなり…
深夜番組だと言ったので、拗ねようかと思ったけど我慢しました。
アタシはTV番組の話するけど、彼がするのは嫌。
女は棚上げしてもいいの。
「2日もお籠りじゃ、ソネミさんも嫌でしょ」
と早めにお部屋を出ました。
何箇所かの書店巡りしたけど、無くて(;ω;)
電子書籍で購入。
彼はロングブレスとスクワットでベルト穴が3個移動したらしく。
アタシも頑張る‼️
その後、アタシは職場で使うホワイトデニムが
手に入らなかったから◯ニクロで買うつもりと言うと
「行こう行こう」と。
彼に買ってもらいました。
その後、送って貰ってお礼のメッセしたら
「急遽、◯◯市に行って来ます」
彼は隣の市までお仕事に😢
数時間経ち、帰ったのか分からず
「もうお家なのかな」と自分で聞いたのに
「家には着いたよ」の返事に悲しくなったアタシ。
しかも、彼の所属するクラブのサイトで
彼の結婚記念日を知ってしまいました。
会員全員の結婚記念日が載ってた😱
理由は告げないまま
彼とは無理だと思って、お別れを伝えて床で寝落ちしました。
翌朝。
彼「おはよう」
アタシ「おはよう」
お昼は何も無し。
このまま、チャットせず逢わなかったら
きっと彼を忘れられるはず。
逢う日も伸ばし伸ばしにして自然消滅させよう。
夕方。
彼「昼からバタバタでした💦」
「逢いたいよ」
超安定の彼。
アタシが不安定なのもわかってないのか、わからないフリしてるのか…
逢いたいの❓
ホントに逢いたかったらお昼にも連絡しない❓
アタシはもう逢いたくなくなっていました。
徐々に逢わないようにしてフェードアウトしたい。
アタシ「このままチャットしなかったら
自然消滅しちゃうのかと思ってた」
先日、彼は◯ARAのスーツを着てた。
クローゼットにしまう時に預かったら
「安っぽい生地だな」と素直に思った。
彼はピロートークの時に
「ソネミさんはあのスーツ、安っぽいと思わない❓」と聞いた。
アタシは正直に「近くで見ると素材と織り方が安そうに見えた」と言った。
アタシ「奥さんは何も言わないの?」
彼「無頓着だから。
勝手に買って、勝手に着てる」
「ソネミさんにどう思われるかしか考えてないんだ」
「もう着ない方がいいかな」
アタシ「TPOに合ってさえいたら着てもいいんじゃない❓」
明るいネイビーは彼に似合ってたし、
近くでじっくり見ないと素材感はわからない。
でも、アタシは夫の着るスーツの素材が安っぽかったら指摘するし、
一緒に買いに行きます。
アタシは嫁とアタシの違いを考えて
「奥さんはアタシとタイプが違うように
思ったから、自信無くなってたの」
「結婚した人には敵わないなぁって」
彼「あの日ソネミさんに結婚を前提にって申込もうとしてたのに?」
アタシ「♡♡君の良さがわからなかった」
「だから
アタシは1番に思ってもらえない気がするの」
「タイミングの合わない女は可愛くない」
「一生愛されたいと初めて思ったよ」
「それを望んでもいいのかな」
彼「1番に思ってるし、俺は望んでいる」
アタシ「考えないようにしてた。
いつか終わりが来るんだと思って」
彼「終わりは来ない」
アタシ「終わらせなきゃいけないと思いながら
終わりに怯えてたの」
彼「絶対終わらせない」
「愛してるよ」
アタシ「ありがとう。
心が強く持てるよ」
「逢わない日を増やして別れようと計画してたのに、
やっぱり逢いたい」
彼「そんなの嫌だよ。
逢える日は全部逢いたい」
アタシ「やっぱり♡♡君のいない人生は
考えられないよ」
彼「嬉しい。俺も」
「可愛い彼女だよ」
「愛おしい」
「大好きだよ❤️」
アタシ「これからも♡♡君にどっぷり
ハマってるソネミさんをよろしくお願いします」
彼「こちらこそ❤️」
アタシ「♡♡君もアタシにハマってね」
「おやすみなさい」
彼「おやすみ❤️」
過去に彼を拒絶して2度と会う事は無いと思ってた。
でも、SNSを介して再び出逢ってしまって、
彼に選ばれた嫁に劣等感を抱いてる。
同時に彼からの愛の言葉で優越感も抱いてるアタシ。
約2時間、遅くまでゴネまくってしまった。
早朝から好きなチームのサッカーを観てた彼。
寝不足で申し訳ないと思いつつ、アタシの最後の言葉に
彼が反応しなかったのが恥ずかしくて悲しい。
彼「おはよう」
アタシ「おはよう」
「早起きだね」
彼「5時からサッカー⚽️観てるよ」
「早く逢いたい」
アタシ「昨日の最後の言葉
スルーされて恥ずかしかったよ😢」
彼「そんなー」
「どハマりしてるよ❤️」
「大好きだよ❤️」
また朝からゴネてしまった💦
ゴネミに改名しようかしら(;ω;)
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