逢うんじゃなかった『前編』

先日のお休みに少しだけ隙間時間が出来ました。

夫と上の子が1時間半ほど家を空ける用事が出来たので。

それは当初、夫から「16時半に家を出る」と聞かされてたので

彼に「16時40分くらいに待ち合わせ場所に来て」と伝えてました。




彼「あんまり時間無いんだったらお茶でもする❓」

アタシ「愛されたい」

彼「愛したい❤️」




なのに、蓋を開けてみたら

夫は「16時半に現地に着かなくてはいけない」と

16時に家を出てしまいました。

その分、帰宅が早くなる💦

アタシは慌てて彼に連絡。


アタシ「今すぐ来られない❓」

彼「15分はかかると思う💦」


慌てて準備して家を飛び出すも、彼の方が先に着いてました💦


彼「何時まで大丈夫なの❓」

アタシ「17時くらい…」


時刻は16時15分。

あと、45分しかない(( ༎ຶ ◡︎︎༎ຶ)ちーん


今日はやめといた方が良かったのかも…


彼「うーん。

ちょっと(ホテルは)無理だね😅

お茶も厳しいから、ドライブでもしようか」


先日、遠出のデートの時に新しいETCカードが

行き違いで届かなかったので

全てクレジットカード決済にした彼。

やっと届いたから高速ドライブしようと

車を走らせました。

我が家はICからすぐ近く。

口を挟む暇もありませんでした。

実は夫と子供が出かけたのも、その方向。

向かった先は真逆でしたが、ドキドキ。





そして…衝撃的な出来事が‼️





アタシは手を繋いで彼を見たら彼の肩に髪の毛が付いてました。

ヨレヨレになってるけど、長めの髪の毛。

女の髪の毛が。




アタシ「♡♡君❗️

女性の髪の毛が付いてる❗️」

彼「え⁉️どこどこ❓」


アタシは悲鳴を上げてしまい…

彼は摘んで払い除けました。


彼「ゴメン」

アタシ「今の時間まで付いてるって」

「さっきまで家にいたの❓」

彼「すごくしんどくて家のソファーで寝てた」

「もちろん、1人でだよ💦」



ソファーに付いてた女の髪の毛。

アタシを打ちのめすには充分な衝撃でした。

一緒に生活してるんだもの。


シカタナイ。シカタナイ。シカタナイ。


呪文の様に唱えても

涙が出るのを堪えられませんでした。


涙を流すアタシを見て、ギュッと手を強く握って

「ゴメンね」

「俺の不注意で」

を繰り返す彼。

彼の瞳も潤んでました。

アタシは「家で休むのなんて普通の事だよ。

不可抗力じゃん」と泣きながら言いました。


ずっと泣いてるアタシを乗せて

黙って運転してる彼。

きっかり45分で自宅近くへ着きました。


そしたら、見覚えのあるヒョロっとした子供の後ろ姿。

最近、急激に身長の伸びた、ウチの下の子でした。

子供がいたのは、いつも降ろして貰う場所。

彼に言えないまま「もう少し先で!」と車を走らせて貰って。

でも、その先は夫達が帰って来る道に繋がってる💦

動揺したアタシは突然「早く帰らなきゃ!」と途中で降ろしてもらって

走って家に帰りました。



夜は夫が飲み会で不在。

アタシは彼に

「割り切れないアタシは

♡♡君とお付き合いする資格がない」とメッセを送りました。

彼とお別れするつもりで。


彼「割り切らなくてもいい」

「俺は純粋にソネミさんが好きなだけなんだ」

アタシ「もう無理だよ」

「今度こんな事があったら絶対無理」


彼は何度も何度も「別れたく無い」と伝えてくれました。

アタシは号泣しながら「もう無理」と伝えて。



彼「無理って言い過ぎだよ」

「そんなに嫌ならもう別れよう」

「これほどまでに責められると流石に辛い」

「これが最後なんて上から目線で言われて…

お願いしますと言う気にはなれない。」

「そこまでプライド落として

すがるような付き合い方はしたくないから」




上から目線❓

そうじゃない‼️

もう2度と髪の毛が付いてるのなんて見たくないから

最後にして欲しいって言っただけなのに…




彼「そもそも別れようと言われて

止めた事なんて無かった」

「ソネミさんだけは別れたくない気持ちが強いから

プライド捨てて毎回別れたくないって言ってきた」


アタシ「ゴメンね。

貴方に甘えてた」

「不快な思いさせてゴメンなさい」

「貴方に従うよ」

「♡♡君の好きにして」


彼「ホントは甘えてたも好きじゃない

あんたの器が狭いって言われてるみたいで…」

「でも、別れたくない」



え⁉️

「甘えてた」もダメ❓




彼「だってもう甘えません

何故ならばあなたは私が思ってるより器が狭いから私は甘えられない

って言われてる様に聞こえる」




ちーがーうー‼️

なんだこりゃ❓




アタシ「難しい」

「バカだから

いつの間にか貴方を怒らせてると思う」


彼「そんな事ない」

「誰よりもそう言う所が無いのがソネミさんだよ」






アタシは泥酔してるし

泣き過ぎてボロボロだし…

別れたくないのに辛い思いはしたくなくて…




お互い、結婚する前に知り合ったから

既婚者同士のお付き合いじゃなく、

純粋にただの恋人同士でいたいアタシ。

嫁や子供の存在を消して欲しい。


知りたくない。見たくない。聞きたくない。




ちょっと彼からの返信が遅れて。

「団欒中なの❓」と嫌味なメッセを送って

酔い潰れて撃沈。



彼からは「1人だよ」と。

そして、10分経って「もう寝るよ」とメッセが届いてました。









『後編』へ続きます。