ミッション失敗

先日、アタシの出張に彼が同行してくれました。


前日はゴルフと飲み会だった彼。

朝の6時に迎えに来てくれて、約4時間の運転💦


ずっと手を繋いで、何度もアタシの手の甲に

愛おしそうに唇を押し当てる彼。

幸せなドライブでした。


早めに到着してしまったので

ファミレスで時間潰しに付き合ってお茶してくれました。

アタシが寒くないか暑くないかと、いつも気遣ってくれて。

必ずドアを開けてエスコートしてくれて

常に道路側を歩き、階段では上りも下りも

下にいて支えてくれます。


アタシは約6時間の研修を受け

夕方、彼が迎えに来てくれました。

お一人様ランチを食べ、サウナで時間潰ししてくれて。

仕事の電話の対応に追われて、ゆっくり出来なかったみたいですが💦

ホントに優しい彼です。


そこから、隣の県へ移動。

どしゃ降りの大雨で高速で事故があり大渋滞💦

約3時間運転してくれて、素敵なホテルに着きました。

18階の綺麗なダブルのお部屋でした。

お部屋に入るなり、ギュッと抱きしめられて。

アタシの首筋に顔を埋めて

「ずっと、こうしたかったよ」と。

しばらくキスして抱きしめられてましたが

彼がお店を予約してくれていたので

「出かけるのが嫌になりそうだ」と言いながら

渋々お部屋を出る事に(笑)





行きつけのバーのマスターに教えてもらった、美味しいお店。

彼はすごく気に入って「また来たい」と言ってました。


2軒目もマスターに教えてもらったバーへ。

マニアックな不思議なバーでした(笑)

常連の方とも仲良くなり、

その方が来月、アタシ達の地元にお仕事で来るらしく…

色々なお店や名所を教えて差し上げて、盛り上がりました。

その方は実は駅周辺の素敵な建物を手掛けた

著名な建築家の方でした💦


アタシ達はそこでも、爆飲みしてマスターを驚かせてしまいました(笑)


素敵な楽しい時間を過ごす事が出来て

彼もご機嫌でした❤️


お部屋に帰ってもお酒を飲みながらキスをして。

とても激しく優しく深く愛されました。


疲れていた彼は撃沈。

アタシはお肌のお手入れをしっかりして

ぐうぐうイビキをかく彼の隣で就寝。

眠りが浅いアタシは、抱き寄せられる度に

目が覚めてしまいましたが、それもまた幸せな事でした。


夜明け前、目を覚ました彼と2度目の愛の確認。

何度も何度も「好きだよ」とキスをしながら

愛されました。







今回の旅行の最大のミッションは

「嫁より先回りして電話をかける」なのです。


嫁からの電話に慌てふためいて、

部屋を飛び出して行く彼を見たくない。

カードキーも持たずに飛び出して

みっともなくチャイムを鳴らす彼は嫌い。


だから、アタシに気付かれないように

「車に荷物を置いて来るよ」とかなんとか理由をつけて

スマートに彼から家に電話して、

嫁から電話をかけて来させないようにして。







シャワーを浴びて着替えた彼。


「ソネミさんが言うから…電話かけて来るね」


ベッドにいるアタシの額にキスをして

彼は部屋を出て行きました。






(இдஇ; )うぇーん





何で一々そんな事言うのーーーーーー‼️




アタシは涙を堪えながら

パウダールームでメイクして。


戻って来た彼はベッドに寝転んでました。


その隣に寝転んだアタシ。

真っ赤なドレスに合わせた、真っ赤なリップを塗って。


「どうかした❓」と聞く彼を無視して

背中を向けて布団を被ったアタシ。




何でスマートに済ませないの⁉️

何でアタシに言うのよ‼️

それが嫌でお願いしたのに意味ないじゃん‼️





心の中では嵐が吹き荒れています。

様子がおかしいアタシに気付いた彼。

布団を剥がされた瞬間、

堪えに堪えた涙が溢れてしまいました。


彼は「ゴメンね」「バカ正直に言ってゴメン」

とひたすら謝ってくれました。


アタシ「もう無理だよ。

アタシはこんな恋愛に向いてない」


彼「向いてる人なんていないよ」

「無理だなんて言わないで」

「俺はソネミさんを絶対離さない」


アタシは首を振って、ただただ涙を流しました。


彼はアタシの上に乗って

ギューギュー抱きしめて首筋に顔を埋めて

「今さらソネミさんと離れられるわけない」

とキスして来ました。


拒否するアタシの服を無理矢理剥ぎ取ろうとする彼。



嫌だ!

身体で誤魔化されるなんて絶対に嫌!



アタシ「やめてよ‼️」


彼「欲しいよ」

「ソネミさんが今すぐ欲しい」



彼もまたアタシと同じく不安になってるのでしょう。

「俺はソネミさんのものでしょ」

「ソネミさん無しでは生きていけないよ」

そう言って彼はアタシを無理矢理、抱きました。


3度目の愛の確認。


お互い依存する関係。

そうするしかない2人。




シャワーを浴びてメイクを直して、

朝食のビュッフェへ。


部屋に戻り「今日はどこ行く❓」

「俺はソネミさんの行きたい所に行きたい」と彼。


「SABON行ってみない❓」

「新しいリップは欲しくないの❓」

「ランチはあの綺麗な街でイタリアンに行こう」

色々提案してくれてホテルを跡にしました。


SABONで彼は香水を選び、

同じ香りのボディクリームをアタシに買ってくれました。

百貨店ではYSLの限定のリップを一緒に選んでプレゼントしてくれて。


その後は綺麗な観光地に移動。

以前訪れたオシャレなイタリアンレストランへ。





食後はそぼ降る雨の中、美しい街並みを歩いて。


「ディプティックの新作出てるか見に行く❓」


とアタシの愛用する香水のブランドを見に行く為に

別の県へ移動。


セレクトショップには新作は見当たらず…


「香水まだある❓

無かったらプレゼントするよ❓」


まだ残ってるので、彼の申し出を丁重にお断りして💦


手を繋いでペッタリくっついて街を歩いて、お茶をして。


いつも顔を上げるとニコニコした彼と目が合う。

蕩けそうな顔でアタシを見つめる彼に

アタシは恥ずかしくて目を逸らしてしまう。



最後に職場へのお土産まで買ってくれました💦


アタシを楽しませようと3つの県を移動してくれた彼。

グレードの高いホテルの宿泊費や高速代、

美味しいお料理やバーでの飲食費。

化粧品のプレゼントまでして貰って

申し訳なくて…


「少しだけでもお返ししたい」と言うアタシに


「お金なんていいんだ」

「今度美味しいお料理作って欲しいなぁ」と彼。


来月の彼のお誕生日に

特別なお料理を作ろうと決心するソネミなのでした。



そして、いよいよ地元へ。

アタシは寂しくてメソメソしていました。

彼は明るく、美味しい晩御飯を食べようと提案してくれて

いつもの海辺の海鮮料理のお店へ。




ハマグリが余りにも美味しくて

2人共、思わず笑顔に😊


柔らかな牛タンや美味しい貝汁や

お刺身の盛り合わせを頂きました。


それから、アタシの出張の辻褄合わせの為に

時間が余ったので夜のドライブへ。


彼はずっと手を繋いでくれて

「好きだよ」と信号待ちの度にキスしてくれました。



一泊二日の概ね(笑)幸せだった旅行。

ついに終わろうとしています。

非現実から現実へ。






アタシの為に忙しい仕事を片付けて

時間を作ってくれてありがとう(;ω;)


来年はこうしたい、ああしたいと言ってくれた彼。

来年の研修も付いて来てくれると😢


ミッションは失敗だったけど、彼の優しさが心に沁みて

より愛が深まった素敵な旅行でした。





長い長い旅行記をお読み下さいました、奇特なお方様。

ホントにありがとうございましたm(_ _)m

どうしても記録に残しておきたくて

アホでどうしようもないアタシの気持ちも全部書きました。

来年は幸せな記事が書けたらいいなぁと思う

ソネミなのでした。