神様のチカラ

昨日は年に一度の山登りの日でした。

山開きは7月10日迄なのでギリギリ💦

残念ながら雨でした(;ω;)

彼は自営業なので行こうと思えば

晴れの日を選んで行けたのに、アタシの休みに合わせて

雨の日に行かなきゃいけなくなって

申し訳ない思いでいっぱいでした😢


「ソネミさんと一緒じゃないと嫌だよ」

「2人の恒例行事じゃない」と慰めてくれて。

いざ、出発🚙💨





高速に乗る前に、不意にスピーカーから響く着信音。


なんだか嫌な予感…



彼はiPhoneをチェックすると、ひどく動揺しだしました。

「どうしよう…」彼が悩んでiPhoneを見つめている時、


『◯◯◯ちゃんママ』



と名前が見えました。



◯◯◯ちゃん…

偶然にもアタシの子供と同じ名前。

道理で余計に目に飛び込んで来る訳だ…



ママ友の番号まで登録してあるの❓

アタシの胸はざわざわしました。



彼が悩んだ挙句、意を決したのか

「えいっ」とばかりに電話に出ました。


スピーカーからは女性の声。

アタシは彼の子供の名前が出るんじゃないかと

ドキドキしました。

そして、自分が普通でいられるのか不安で

たまらなくなりました。


電話は、彼の仕事に関する事で

専門家として教えて欲しい事があるから

明日にでも訪ねて行っていいか?という内容でした。


彼は電話を終えてからも至って普通で。

でも、アタシは普通でいられなくなりました。





ママ友の電話番号を登録するって

父親ではあまりいないと思います。

子供のスポーツ関係のママさん達の番号を登録してるのなら

彼は相当、深く子供と関わっていると言う事。


前に家族ぐるみのお付き合いをしてる人達がいると

聞いた時も胸が苦しかった。


いいお父さんの彼の顔なんて知りたくない。





高速に乗って、サンドイッチを作って来てたのを

彼に「食べたい」と言われ…

食べやすいように渡しながらもアタシの心は

どんどん沈んで行きました。


「どうかした❓」様子のおかしいアタシに

気づいた彼。


アタシは首を振りました。

「不可抗力だから仕方ないけど

アタシの気持ちが下がるのも不可抗力だと思う」



そして、アタシが嫌だったのは

『〇〇〇ちゃんママ』って呼び方。

アタシは『〇〇〇ちゃんママ』なんて呼ばれたくないし、

人の事もそんな呼び方しません。

苗字か、親しければ下の名前を呼びます。

近所の人や子供の友達のお母さんは

アタシをちゃんと『ソネミさん』と呼んでくれてます。



彼にしつこく尋ねられました。

「親しそうだったから❓」

「事務所の場所を知ってたから❓」





ヽ(*`皿´*)ノキィィ─︎─︎!!!!



違うわーーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


ヤキモチじゃなーーーーーい💢





トンチンカンな問いにムカついてアタシの気持ちを話しました。


アタシ「お子さんの教育に深く関わって

貴方はいいお父さんだね」

「そんな人とアタシは何をやってんだろう、と

気持ちが萎えたの」


彼「そんなにいいお父さんじゃないよ」

「俺はソネミさんが好きだよ」

「不愉快な思いをさせてゴメンね」


アタシ「〇〇〇ちゃんママって呼び方も嫌い」


彼「誰かがそう呼んでたから💦」



『誰か』じゃなくて嫁だろうが💢






アタシ「なんで電話を取るのを躊躇したの❓」


彼「あの人は近所の人で、泥沼離婚騒動を起こして

周りが巻き込まれてしまったんだ。

俺も巻き込まれちゃって。

だから俺、あの人の事、嫌いなんだ」



だから、ヤキモチ妬いてる訳じゃねー‼️

嫌いとか好きとかどーでもええんじゃ💢




アタシはダンマリ。

彼はションボリ。





そうして、2時間ほどクネクネ曲がる道を登って

神様のいる山へ到着。

久々に訪れた山は霧に包まれて、とても神秘的でした。


アタシはギンガムチェックのお気に入りのレインコートに

白のTシャツにデニム、お揃いの真っ白なスニーカー。

「上から下までお洒落だなぁ」と彼はとても褒めてくれました。


降りしきる雨の中、彼と自然に手を繋いで歩き出しました。

アタシ達の貸切状態のロープウェイに乗って🚡

幻想的な霧の中、雲海の上にいる様でした。


彼に抱き寄せられてキスされました。

キスされる前提で、この日は落ちないティントリップです💦

「ソネミさん、大好きだよ❤️」と何度もキスされて。




ロープウェイを降りて、手を繋いで山道を登ります。

生い茂る木々の緑が屋根となり、それほど濡れずに

済みました。

体重が90キロもある彼は脚が辛そう💦

約20分かけて、神社⛩に到着しました。


厳かな雰囲気の中、参拝して。

神様に感謝を伝えました。




すると、沈んでいた心が軽くなって来ました。

神様のチカラは偉大です✨





その後、『商売繁盛』のお札を会社の各部門用に

何本か購入。


「御守りを社員にも配ってあげよう」とわざわざ声に出した彼。

水色の小さな御守り。

その数、5つ。

嫁、子供2人、隣に住むお母さんと叔母さん。

きっとそうだろう。

だって、彼は「〇〇山でお詣りして来る」と

家に言って出て来てるんだから。



「ソネミさん、

俺とお揃いの御守りプレゼントするよ」

アタシが選んだのは可愛いピンクの小さな御守り。



彼とお揃いの御守りはアタシだけ。



そう思って悲しい気持ちに蓋をしました。



こうして、1年に一度の行事も終了。

神社を跡にしました。



時間がギリギリでしたが

彼の好きな漫画を原作にした映画を観る事に。

検索したら1時半で行ける小さな街の映画館なら

ちょうど時間的に間に合いそう。



ところが、帰りのロープウェイでかなり酔ってしまい💦

(たったの8分なのに…)

間に合うようにクネクネした山道を飛ばす彼。

ロープウェイのダメージから抜けてないアタシは

気持ち悪くて大変でした。

彼も心配してくれるけど、映画は絶対観たい‼️

ちょっとウトウトしたらだいぶ良くなりました。


映画は主演の俳優さんが好きだったのと

アクション物が大好きなので、とても面白かったです。


そして、彼と手を繋いで映画を観る幸せ❤️

9月にも行く予定なので楽しみ‼️


帰りの車の中で

「原作と全然違う‼️」と彼が言わないかと、ヒヤヒヤしてましたが

「ほぼ原作に忠実に再現してる」と楽しそうに

語ってくれて良かった❤️

こんな時、文句言う人嫌いなので。


でも、映画館で食べた不味いホットドッグに辟易していた彼。

「夜は美味しい物食べようね」と連れて行ってくれたのは

アタシの大好きな日本料理のお店。






お魚もお肉も

どれもとっても美味しくて、楽しくて、幸せでした。

だけど、コース料理はアタシには多過ぎる💦

沢山ビールを飲んでお腹がいっぱいに😅


街から離れた隠れ家的なお店で

ジャズが流れていて、お洒落なお店なのです。

彼と手を繋ぎながら楽しく会話出来て

至福の時でした。





タクシーでいつものBARへ。


「姐さん!

Tシャツにスニーカーなんて初めて見ましたよ」

とスタッフ皆に驚かれました💦

ここでも沢山お話ししてビールを飲んで。


次のホテルでもビール🍺

愛の確認はかろうじて覚えてます(笑)

沢山愛されて幸せで溶けそうでした。


アタシをタクシーで送って街に戻り、代行で帰った彼。

写真や愛のメッセをカップルアプリに送って。



今度は彼が急な仕事で、約10日も逢えないアタシ達。

「必ず、時間取ってランチに行くからね」と彼。


約10日後にはアタシの出張に付いて来てくれて

お泊りデートの予定。


その間、歯のホワイトニングと髪のカラーをして、

毎日、シートパックを朝と晩にします。

最高に綺麗になって逢うつもり。




どうか、神様

週末に泣かなくていいようにして下さい(;ω;)