グズる女

GW突入前の金曜日。

アタシは通勤中に自転車のタイヤがパンクして

自転車を押しながら職場近くの自転車屋さんに

持って行きました。

タイヤには見事に画鋲が突き刺さっていて💦


彼に報告してちょっとしたやり取りをしました。

それでお昼のチャットは無し( ;∀;)

いつもそう。

午前中にやり取りしたら、お昼はチャットしてくれない彼。

男の人だからそれで充分なんだろう。


そう言う事があってちょっと寂しくなってて。


夜、彼とチャットしてる時に

15分くらい間隔が空いた後、


彼「明日〇〇君に13時から仕事を頼まれちゃった」


〇〇君はいつものBARのマスター。

そして13時はアタシとのランチのいつもの約束の時間。

でも、その日は早番だったからいつもより早く

休憩に行かなくてはいけなくて。


彼「12時くらいから出られないよね?」


アタシ「11時半か12時には出られるけど」



アタシの休憩時間を確認してから

マスターとの約束をして欲しかった。



たまたま、出られるけど問題はそこじゃない。

すっかり臍を曲げたアタシは



アタシ「やっぱりいい。

明日はやめておきます」


彼「何で❓」

「逢いたいよ」


アタシ「寂しくて心が折れました」

「辛くて処理出来ないよ」


彼「寂しさを埋めたい」

「今日も仕事してたし、明日も仕事します」

「ソネミさんと逢いたいばっかり思ってた」


そこからもずっとくどくどゴネるアタシ。

その都度、彼は慰めてくれるけど

アタシは「ああ言えばこう言う」状態。

彼の返信がどんどん遅くなり…

間隔が空いて来ました。




アタシ「寝ちゃったの❓」

「もうアタシの事は忘れて」

「終わりにしたい」

「もう嫌い」


彼「落ちてた💦」

「ダメだ」

「起きてられない」

「おやすみ」





ヽ(*`皿´*)ノキィィ─︎─︎!!!!





人が別れ話してる時に

どう言う神経してんの❓





前日が飲み会だったとは言え、許せませんでした。





翌朝の彼からの「おはよう」も未読スルー。

10時頃に

「今日はやめておきます」

「貴方も楽しい気持ちにならないと思うから」

と送りました。


彼「それでも逢いたい」


アタシ「それでもいいなら」



もう、別れ話をするつもりで逢う事にしました。

アタシは新しく買ったオレンジ色のボトルネックのニットと

ネイビーのジャケットを肩がけして

白のワイドパンツで挑みました。

最後まで綺麗な女だったと思われるように。





いつもの個室のお寿司屋さんへ。




ずっと黙ったままのアタシに困った顔の彼。




彼はずっとアタシの顔を眺めています。




アタシ「何❓」


彼「ん…綺麗だなと思って」

「それ、新しい服❓

すごく似合ってるよ」


アタシ「ありがと」



そこからもずっと沈黙。



アタシ「毎日連絡くれるの、もういらないから」


彼「どうして❓」

「俺はしたい」

「ソネミさんと繋がっていたい」



だんまりのアタシ。



彼「嫌になったの❓」

「嫌いになった❓」


悲しそうな彼の顔。


アタシ「嫌いって訳じゃないけど…」



心の中では



「嫌いじゃないけど

もう好きでもないんだよー」



と思ってました。


でも、声に出して言うのは憚られて。




結局、またもだんまり。




アタシ「だから言ったでしょ」

「楽しい気持ちにさせてあげられないって」


彼「ううん。逢えただけで嬉しい」

「大好きだから」


眩しそうに目を細める彼に

別れ話は言い出せませんでした。


お料理が運ばれて来て、黙って食事をして。

食事を終えると彼はお店の人を呼び、食器を下げてもらいました。

これで邪魔する人はいません。



彼「隣に来て」


アタシは彼の隣に移動。


彼「大好きなんだ」

「昨日はゴメンね」


たぶん、彼は何でアタシが臍を曲げたのかも

わかってないまま謝ってる。

プライドが高くてホントは俺様の彼が

訳も分からないままアタシにはいつも謝ってる。

絶対服従のポーズを見せられたみたいで。


アタシ「ううん」


彼がキスしようとするのを

顔を背けて「嫌!」と拒否しました。

彼は「嫌なの❓」と傷付いた顔をしました。


アタシ「嫌よ。寂しい思いをするのは嫌」


彼「いつもソネミさんを思ってる」


彼はアタシの顔を両手で挟んでキスをしました。

アタシは固く唇を結んで密かに抵抗しました。

何度も何度もキスをする彼。


でも、無言の時間が長過ぎたので

アタシの休憩時間は終わろうとしていました。



結局、別れ話も出来ず

仲直りも出来ず、中途半端に終わったランチでした。







仕事を終えて帰宅して、彼とチャット。

彼は以前から聞いていた大きな仕事で

トラブルがあったそうで。

それを電話で沈静化させながらアタシとチャットしてる彼。


アタシ「忙しいならチャットしなくていい」


しばらくして


彼「終わりました😰」

「チャットしたいよ😭」


彼が仕事の電話をしている間、

ずっとアルコールをがぶ飲みしていたアタシは

かなり酔ってて。


アタシ「ホントは終わりにしようかと思って

今日は会ったけど」

「とりあえず言い出せなかった」


彼「とりあえず…なの❓」


アタシ「愛されてるのかわかんなかった」


彼「わからなかった❓」

「ダダ漏れだったと思うけど」

「気付いてよ」


アタシ「GWで不安でたまらない」

「いつだって不安なのに」

「自給自足なんて絶対嫌‼️」


彼「ちゃんと伝えるよ」

「愛してる」



さらにくどくどと「不安を消して欲しい」と

ゴネるアタシ。

その都度、真摯に愛を伝えてくれる彼。

酔ってるせいか同じ事ばかり言うアタシ(笑)

なのに全部の言葉を拾っては返してくれる。




彼「ソネミさんと愛し合いたい」


アタシ「不安だよ。

いつでも抱ける人がいるのが

心配の根源なの」


彼「ソネミさんにしか興味ない」


アタシ「好きな人が女性と一緒に生活してるのが

精神的に不安になっちゃうの」


彼「いつもソネミさんを思ってるよ」

「愛してる」

「信じて欲しい」


アタシ「GWはお出かけするんでしょ❓」


彼「お出かけしないよ」

「ソネミさんとお出かけしたい」

「それしか思ってないよ」


アタシ「悲しくていつも泣いてた。

泣かなくてもいいの❓」


彼「ソネミさんとのデートを糧に生きてる」

「もう泣かないで」


アタシ「やっと愛されてる気持ちになれた」

「。゚(゚´Д`゚)゚。」

「悲しくて寂しくて死にそうだった」


彼「一生愛してるよ」

「これからもずっと愛してる」




不安を訴えてグズるアタシを

「愛してるから信じて」と何度も何度も

繰り返し伝えてくれました。

冗談抜きで100回は「愛してる」と言われたと思う。

アタシも同じくらい「不安だよ」と言ったかも(笑)



彼の仕事の電話も挟んだとは言え、

約4時間に及ぶチャットでした💦💦

眠かっただろうに頑張ってくれました。



最後は「世界で一番愛してる❤」

「大好き❤」

「おやすみ❤️」と言ってくれて。



今朝は「おはよう」

「今日も大好きだよ❤️」

「早く逢いたい」と彼。






やっと鬱状態から抜け出せたみたい。

でも、GWは始まったばかり( ;∀;)

平成最後の日のデートでしっかり愛されようと思います。