自爆テロ

土曜日から休業となったアタシ。

日曜日は夫が昼の勤務でした。

アタシの職場が休業となった今、本来ならば逢えたかもしれない日。

でも、彼は何があっても日曜日には絶対に家にいる人。

普段、どれだけ出歩いても文句言われない代わりに

日曜日は昼も夜も家にいる約束してるそう。



朝、彼とチャットして。

彼からプレゼントされた〇独のグルメの漫画を読みました。


お昼に「愛しい彼女は何してるのかな❓」と彼。

早朝にやり取りしただけで放って置かれてた気分のアタシは

「寂しい思いしてるよ」

「もう嫌い」と返しました。


彼「ヤダ」

「逢いたいよ」

アタシ「日曜日は元々逢えないんでしょ」

「そんな事言わないで」

彼「ゴメンね」


謝られると余計にムカついて涙が出ました。


彼「〇日に逢えないかな」


前にその日は無理になったと言ったのに…

アタシが攻撃したからワザと言ってるのかしら❓



イライラして

「しんどいから考えさせて」と返しました。

「わかったよ…」と彼。


アタシ「もう会わないようにしたい」

彼「ヤダ」



ヽ(*`皿´*)ノキィィ─︎─︎!!!!



何なの❓

その一言だけの返し、めっちゃムカつくんやけど‼️



アタシは彼の事が嫌いになりたくて

彼のSNSの記事をどんどん遡って読みました。

アタシと再会したのは4年前。

6年前には家族でディズニーランドへ。

7年前にはしょっちゅう子供達の写真をアップしてて。

8年前には子供達とのピクニックや家族旅行の写真をアップしてました。

まだ、小さな子供達。


アタシの知らない彼。

この人は一体誰なんだろう。


ポロポロと溢れる涙も拭わず、ひたすら読んで。


彼の幸せを目の当たりにしました。



彼の今朝のチャットの言葉。

「おはよう。

今日も愛してるよ❤️」


嘘臭くて全く信用出来ない。



夕方、アタシは辛くて堪らなくて

「寂しい思いさせないでって

お願いしたのに

寂しい思いしかしなかった」とメッセしました。


彼「いきなり考えさせてって止めたじゃん」

アタシ「優先順位の違いに悲しくなったんだよ」

「お昼まで何も無かったし」

彼「お客さんから長電話あったり

週末の事務所の給料とか色々あったんだよ💦」

「ちょっと慌てていたから落ち着いたからチャットしたの」

「何で俺を試す様な事になってるの❓」

「ソネミさんからメッセくれてもいいじゃない」

「いつでも送ってって伝えてるのに」

アタシ「メンタルが弱いんだもん」

「未読のままだったらと思うと怖くて送れない」

彼「未読のままにはならないよ」



ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!



なるじゃん‼️

30分未読だったらアタシ、キレそうになるんですけど‼️




アタシ「なる時も沢山あるよ」

「その度に悲しくて泣きたくなる」

彼「ちょっと待っててよ」

「ソネミさんからのチャットは最重要に気にしているんだから」

「仕事と飲み会と寝てる以外は常に気にしてるよ」




Σ(-᷅_-᷄๑)


オイ。

それっていつ❓

最近は無いけど、常に仕事と飲み会とゴルフで

後は寝てるじゃんっ💢




彼「何でそんなに悪く悪く捉えるの❓」

アタシ「卑屈にもなるよ」

「ご家族といる事が

圧倒的に大切そうなんだもん」

彼「立場的に日曜日には出歩けないんだよ」

「俺のやってる〇〇施設は一発でコロナにやられちゃうから」



嘘つけ‼️

前から日曜日は出歩かないじゃないか‼️



彼「平日は仕事があるから出られるけど」

「ソネミさんだって未読の時間や

外に出れない時はあるのに俺には理解してくれないの❓」



は❓

アタシはいいの‼️

女だから。

それに、アタシは意地悪してる時以外は未読にしたりしないもん。



アタシ「週末はどうしても

ご家族優先になるのは仕方ないけど」

「テンション下がるのもわかって」

彼「うん」




ヽ(*`皿´*)ノキィィ─︎─︎!!!!




あ…そうなの…

「ご家族優先」な訳ね。



アタシは悲しくて泣きながら

「逢いたいまで気持ちが付いていかない」

「信じたいけど信じられない」と送りました。

彼「今日だってずっとソネミさんの事考えてたのに」

「逢いたいよ」



もう、ダメだと思いました。

全く彼を信じられない。

家族が大事なら何で不倫なんてするの❓



翌日。

夫は夜勤です。

夜勤に出るのが15時過ぎ。

それから1時間半くらいなら外出出来ます。

彼と別れる為に会おうと思いました。

それを伝えずに彼と待ち合わせました。



待ち合わせ場所に行くと彼はニコニコしていて。

車に乗り込むとアタシは目を合わさず、窓の外を眺めていました。

アタシの様子に彼は何かを感じたらしく

悲しそうな顔をしてました。


車の中で彼のiPhoneの着信音が響き

「知らない番号だな」と彼が取りました。

女の声で

「もしもしぃ。

この番号登録しといてね」と。

彼は「う、うん。

い、今ちょっとアレだから💦

後で」

女「うん。うん」


彼は明らかに狼狽ていて。

アタシは嫁の声だと思いました。

彼の〇〇施設で働いてる嫁。

仕事で新しく支給された電話なんじゃないかと。


ホテルの部屋に入り単刀直入に言いました。


アタシ「もう別れたい」

彼「えっ❓

今の電話❓」

アタシ「それも含めて信じる事が出来ない」

彼「ちょっと待ってよ」

「あれは知り合いの保険屋さんで

生活に困ってて世話してあげたの。

携帯代も滞って止められたみたいで。

新しくしたらすぐに教える様に伝えてたから」


はぁ❓

保険屋があんな甘えた声で名乗りもしない❓


彼は本業絡みの所謂「何でも屋」的な仕事もしてて

世の中の闇の部分の手助けをしたりもしている。


アタシ「あの声聞いた事がある」

「奥さんじゃないの❓」

彼「違うよ💦」

「そんな電話かけて来ないよ」

「今日はソネミさんが逢ってくれるって言うから

浮かれて

すごく早く待ち合わせ場所に行ってたんだよ」



知らんわ。

まあ、もうどうでもいいけど。



アタシ「もう♡♡君の事を全く信じられないの」

「信じられないなんて、もう終わりじゃない❓」


アタシは悲しくて泣いてました。


彼はアタシの手をギュッと握って

「別れたくないよ」と言いました。


アタシ「もう無理なの」

「辛いし寂しいし」

「♡♡君がいくら好きだと言っても信じられない」

彼「寂しい思いばっかりさせちゃったね」

「ゴメンね」

「でも、ソネミさんが好きなんだ」

「ただただ好きなんだ」

アタシ「ゴメンね」

彼「別れるの❓」

アタシ「うん」


アタシは涙が止まらなくて、ハンカチで涙を拭ってました。

彼を見たら彼も涙を流してて。

見てはいけない様な気がして、気付かないフリをしました。


彼は突然、

「ゴメン。無理なんだ。

ソネミさんと別れるなんて出来ないよ。

離れないで」

すごい力で抱き締められました。


「好きなんだ。別れたくない」

「離れないで」と繰り返す彼。


余りにもギュッと抱き締められていて

「シャツにメイクが付いちゃうよ」と言っても

「そんなのどうだっていい」

と更に抱き締められて。


アタシ「貴方のSNS遡って見ちゃったの。

嫌いになりたくて。

そしたら、すごく幸せそうで。

可愛いお子さんの写真もいっぱい見たわ」

彼「俺の予定ではそこにソネミさんがいたはずなんだよ」



そう。

遠い昔に彼を拒絶したのはアタシ。

彼を責める資格はない。



「ソネミさんをどうしても諦められない」

「お願いだから離れて行かないで」



彼の言葉は切実でその言葉を信じる気持ちが

アタシの心に芽生えました。

そして、がむしゃらにキスしようとする彼を受け入れました。

抑えつけられて、猛獣に舐められてるようなキス。

「愛してる。

ソネミさんと一つになりたい。

愛の確認したい」


黒のワイドパンツとブラウスのセットアップを

彼に脱がされて…

抱き合いました。


「好きだよ。大好き」

「離れないで」とうわ言の様に囁く彼。


愛の確認の後、2人でシャワーを浴びて。


ベッドでもピッタリくっついて来る彼。

「ソネミさんとは何でもしっくり来る」

「全部が不思議なくらい合うの」

「ソネミさんとしか合わないって

俺はおかしいのかな」


大きな身体で甘える彼。

「ソネミさんといると癒される」



うーん…σ^_^;


怒りっぽいし、ドSだし。

癒し系では無いけど(笑)







彼に送って貰い、

スーパーで買い物をして。

帰宅して晩ご飯作ってビールを飲んでたら

彼からメッセ。


彼「仕事終わりました」

「今日はありがとう❤️」

「やっぱりどうしても大好きだよ」

「離れないで」

「もっともっとソネミさんを好きになります」

アタシ「こちらこそ少しの時間の為に

逢いに来てくれてありがとう❤️」

「♡♡君の事信じたい」

彼「努力します🔥」

アタシ「寂しくて自爆しちゃったの」

彼「優しく包み込むように抱きしめてあげたいよ」

アタシ「1番になりたいのになれないと思って

♡♡君の事を嫌いになりたかった」

彼「ソネミさんが1番だよ」

「愛してる」

アタシ「週末毎にめんどくさくてゴメンね」

彼「ううん。

大好きだよ❤️」







どんな魔法を使ったのか、ほぼ途切れず

約4時間も甘い愛の言葉のチャットをしてくれた彼。

やっと彼の事を信じる事が出来ました。

彼の過去をもう見るのはやめにしよう。

とんだ自爆テロでした💦


アホらしい長い話にお付き合いして下さいました、奇特なお方様。

ホントにありがとうございました。

また、週末にお会いしましょう(笑)