不倫鬱

この三連休。

アタシは辛くて辛くてたまりませんでした。

最終日はゴルフだった彼。

5時起きでゴルフ場へ行かなくてはいけなかったらしく。


スコアを送って来た彼。

「後半取り戻せたよ」

「早く終わって良かった」


そんなに早くお家に帰りたいの❓

南国だから暑いのはわかるけど。


アタシ「なんでアタシがこんなにも週末を怖がってるか

わかる?」

「♡♡君と初めてホテルに行った時に

『よく飲みに行くから日曜だけは家にいてって

嫁に言われてる』って

着替えながら言ったの」

「奥さんにすごく思われてるし

家族思いなんだなぁって思ったよ」

「着替えながら

浮気相手に釘を刺してるんだなぁって」

「だから週末はいつも涙が出る」

「ただ好きになってはいけない人だったんだなぁって思ってる」


彼「今は出来るだけソネミさんといたいと思ってるよ」

「明日は朝から免許の更新に行くね」




そう。今は…ね。





もう彼の事を考えるだけで涙が止まらない。




彼「おはよう」


アタシ「おはよう」

「逢いたいと別れたいとを交互に思ってしまう」

「逢えないと愛されてると思えなくて」


「こんなに寂しくて辛い気持ちを抱えて

お付き合いを続ける自信が無くなって来ました」






そこから既読スルー。





仕事中なのにポタポタと涙と鼻水が出て来る。

その度にバックヤードで拭うアタシ。




何百回もiPhoneを開いて

彼の返信を確認して。




「ソネミさんがそんなに辛いなら別れよう」

何度か言われた言葉。

きっと、また言われるかもしれない。




怖くて手が震える。





アタシ「でもやっぱり離れられそうにない」





彼のいない明日を想像出来ない。




彼に愛されないアタシを想像出来ない。




彼を愛さないアタシを想像出来ない。





彼「ゴメン。

忙しくてバタバタでした💦」





なんだよ💢

考えあぐねてるのかと思ったのに。




アタシ「気持ちが不安定で。

もう別れたいと思ったり

やっぱり離れたくないと思ったり」


彼「俺は逢いたい一心だよ」




そんな言い方ズルイ。

アタシだってそうだよ。







職場はとっても暇で。

ふいに顔を上げると

スーツ姿の彼がはにかみながら立ってました。






彼「飲み会なんだ」


アタシ「そうなの」


彼「うん」


アタシ「来てくれたんだ❓」


彼「うん」




すごく気まずかったけど

離れたホテルでの飲み会なのに

わざわざ逢いに来てくれた彼に感謝。





ここの所、週末の鬱が酷いアタシ。

彼の事を考えただけで

突然ボロボロッと涙が溢れたり、

別れたくて堪らなくなったり。

なのに、逢いたくてたまらなくなったり。





もうすぐ、お部屋でお弁当デート。

アタシはその時、心から笑う事が出来るのでしょうか❓