メンヘラ女と鋼のメンタル男

ソネミちゃん

今日は待ちに待ったデートの日。


お昼はお部屋デートして

夜は一緒にお酒を飲む予定でした。



待ち合わせの時間よりだいぶ早くに彼から

「早く着いちゃった」

「着いたら連絡してね」と。


アタシは急いで待ち合わせのショッピングモールの

駐車場へ。


車に乗り込むなり、彼は悲しそうにアタシの手をギュッと握って


「ゴメンね。

今日の夜、ダメになっちゃった」と。




ガ━︎━︎━︎━︎━︎━︎Σ(゚д゚lll)━︎━︎━︎━︎━︎━︎ン




な、何で❓




彼「この前話したでしょ?

俺の会社の〇〇の責任者してる親戚のお父さんが亡くなったんだ」



彼の会社の〇〇部門の業績が悪化した原因の1つが

責任者の方のお父さんが病気になって

仕事どころじゃなくなったからだそうで。




アタシ「そっか。

それなら仕方ない」


彼「ホントにゴメンね」


アタシ「ううん。気にしないで」



すごくガッカリしたけれど

お身内の事だし、こればっかりは仕方ない。





アタシの都合で少し早く帰らなきゃいけないから

近くのホテルへ。


お部屋に入るなり、ギュッと抱き寄せられて

「逢いたかったよ」と

アタシの首筋で深く息を吸う彼。


真っ赤なリップを拭い、改めて深いキス。


「もう待てないよ。

欲しくて欲しくてたまらなかった」


セットアップの上下を脱がされてベッドに連れて行かれて愛の確認。

抱き合うのは一週間ぶり。

異常に興奮してる彼に激しく愛されました。


嵐のような愛の確認の後、

シャワーを浴びながら気分が落ちて行く自分に

気が付きました。



先にシャワーを浴びてベッドで待っている彼が

アタシの表情が曇ってる事に気付き、

「どうしたの❓」と聞かれて…




(இдஇ; )うぇーん




彼の腕の中で大号泣。




彼「ゴメンね。寂しい❓」




ホントなら今夜は彼と逢える筈だったのに

嫁とお葬式に出かけて行く。



〇〇の施設では嫁も働いている。

同僚であり、親戚。

嫁も当然一緒に行動する。



なんてアタシは惨めなんだろう。



何でアタシは隣にいられないんだろう。




アタシは何も言えず、ただただ泣くばかり。

彼はアタシの涙を何度も何度も拭って

ギュッと抱き締めてくれました。



「ゴメンね。お葬式が嫌なの❓」



アタシは首を振り

泣いて泣いて話せない中、

「奥さんが羨ましい」

と一言、声を絞り出しました。




「俺はソネミさんが好き」

「ソネミさんの事しか考えてないよ」

「何をしてても俺の頭の中はソネミさんで

いっぱいで」

「それに俺の親戚だから

母や叔母さんの送迎するだけだよ」



嫁は関わってない事を強調する彼。



何度も何度も顔中にキスをして

「昨日のラブレター、ホントに嬉しかったよ」

「ホントに感動して何度も読んだよ」と。



ひとしきり泣いて少し落ち着いたアタシ。

お部屋から食事を頼んでテレビのワイドショーを

観ながら食べました。




そして、またベッドでキスばかりしていたら

彼のiPhoneに着信が。


仕事の電話が立て続けて鳴り

彼は色んな案件について、何件か電話をかけて

仕事をしていました。




やっと、それも落ち着いて彼がこちらを向いてキスして来ようとした時。


iPhoneがまた鳴って、彼は画面を見て

電話に出ませんでした。

代わりにアタシに見えないようにメールか何か

打ってました。





嫁からなんだ…





アタシの身体は硬直して動けなくなりました。

また、濁流のように悲しみが襲って来て…




メールを打ち終わった彼がキスをして来たのを

拒んで布団を被りました。



小さく「ゴメンね」と彼。




謝らないでよ。

それは肯定したって事だよ。



何で嘘つけないの❓





馬鹿正直な彼が憎かった。




アタシの眼からはどんどん涙が出て来て…

彼に布団を剥がされて、涙を見られてしまいました。



彼は泣きそうな顔で

ギュッと抱き締めて来て


「悲しませてゴメンね」とキスをしようとするから


「もう別れたい」とキスを拒みました。



彼「嫌だ。

別れない」


アタシ「悲しい思いはしたくない」

「もう泣くのは嫌なの」


彼「ゴメンね」


アタシ「貴方が悪い訳じゃない。

誰も悪くない」

「不可抗力で仕方の無い事」

「でも、これ以上辛い目に遭うのは嫌なの」


彼「別れたくない」

「ソネミさんの事が好きなんだ」


アタシ「嫌いなの。

アタシを悲しくさせるような男は嫌い!」


彼「俺は好きだ」


アタシ「じゃあ泣かせないでよ!」


彼「何とか考えるよ」


アタシ「思いついたら連絡して」


彼「大好きだから泣かせないように努力するよ」


アタシ「一体どうやって?

そんなの無理だよ。

だって誰も悪くないんだから!」


アタシはまた号泣。


彼は困った顔でアタシの涙を拭い


「泣かないで。

ソネミさんに怒られちゃうよ。

泣かさないって言ったのに」と言い、キスをしようとする。



アタシ「嫌いだって言ってるでしょ?」

「やめてよ」


彼「嫌いって100回くらい言われたよ。

傷つくなぁ」


アタシ「泣かさない人探すもん」


彼「俺と別れた方が泣くよ」


アタシ「逢わなかったら貴方の事は

すぐに忘れるから大丈夫」


彼は傷付いた顔をしてアタシから離れました。


アタシ「悲しくて惨めなの」

「惨めな思いなんてしたくないわ」



彼はくるっとこっちを向いて

「ソネミさんの事がホントに好きなんだ。

もう、そんな思いはさせないよ」とキスをして来ました。




鋼のメンタルの持ち主。




泣きながら

これだけ「別れたい」

こんなに「嫌いだ」と言っても挫けない男。



笑っちゃうくらい強いメンタルじゃん。




もう、お手上げ(笑)

彼の求めを受け入れて愛の確認。





死ぬほど愛されました。





「仕事の話もソネミさんにしかしない」

「わかってくれるから」

「笑いのツボも一緒でホントに奇跡のような人だよ」と彼。



泣いて泣いて、すっぴんになったアタシ💦



彼「ソネミさんは全くシミが無いね」


アタシ「あるよー!

自転車通勤で丸出しだもん」


彼「ううん。見つからない。

奇跡の40代だね」




アタシは高校生の頃から

日焼け止めを塗り、周りの好奇の目にも負けず

日傘を差して登校してました。

それが今、効果を発揮してるのかしら?


洗濯物を干す時は必ずシートマスクしてるし。

もしかして、嫁と比べてるの?




そして、アタシのタイムアウト。

彼とお別れ。




さっき、彼からメッセが来ました。



彼「今日はありがとう😊」

「夜の部も一緒に居たかったよ」

「ゴメンね」

「もうソネミさんが素敵でメロメロでした😍」

「泣かせないように頑張るから」





ホント❓





そもそもアタシとのデートの時は

病的にiPhoneのチェックしてるんだから

「今日は電話取りにくい仕事だから

LINEで伝えて」とか嫁に言えないのかしら?



それを提案するのは憚られる(;ω;)




どうか、彼が自力で思い付きますように💦





またも、急遽開演の『ソネミ劇場』。

長い長い物語にお付き合い下さいました奇特なお方。

ホントにありがとうございます(;ω;)

また、次のデートまで一週間もあるので

『ソネミ劇場』を開演する予定です💦

何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m