貴方なんて嫌いよ

彼と夜のデート。


行きつけのバーのマスターとバイトちゃんとで

プチ忘年会をするつもりでした。

でも、超難関の国家試験を控えてるバイトちゃんが勉強が忙しくて

来られない事が判明。

2人でお寿司屋さんの個室へ。


大好物の中トロ


てっさ


フグの唐揚げ


太刀魚の塩焼き


他にも地ガキの酢物やウニも食べました。

美味しい日本酒でホロ酔いに❤️



実は前夜に彼と大ゲンカしたアタシ。


いきなり「今からパーティーです」と

お品書きを写メで送って来た彼にブチ切れしました。


アタシ「優先順位が低いのが

やっぱり辛いです」


「ご飯作らなくてもいいから

教える必要ないもんね」


彼「誰よりも先に伝えたはずだよ」


そう言えば…だいぶ前に

「◯日は某ホテルでクリスマスパーティーなんだ」と。




そんなん覚えてないわーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎




お昼にアタシのネイルの相談した時には

すごく甘いチャットしたくせに。




そん時言えやーーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎




散々ゴネたけど文句言いまくってスッキリして。


翌朝の彼の「今日逢ってくれる?」の可愛らしさに

すっかりご機嫌直したアタシ。



このネイルを参考に彼好みの真っ赤にしました。



新幹線座りしたアタシの手を取り

「綺麗なネイルだね。すごく似合ってる」

とキスしてくれて。

真っ赤なリップがちょんと付いた彼。

またも小梅太夫に(笑)


この日のアタシのファッションは

黒のジョーゼットの

ドルマンスリーブのサッシュベルト付きのドレスに

黒のスエードのブーティー。


アクセサリーは彼のプレゼントのド派手なピアス。


彼「綺麗だなぁ」


アタシ「ん?ピアス?」


彼「顔が」



そんなにストレートに言われると照れるわ‼️

どんだけフィルター掛かってるのか…


まぁ、本気でメイクしましたけどね(笑)



ネイルサロンから帰って来て

沢山リンゴを頂いたのでアップルパイを作り、

マスターへの差し入れに唐揚げを醬油味と

カレー味の2種類を作り…


慌ててお風呂で臭いを落とし、ボディクリームを塗りたくり、パックして。



石田ゆり子さんもお使いと言うCDPの下地を塗り

LANCOMEのカバー力のあるリキッドファンデ。

チャコットの崩れ知らずのパウダーに。

LANCOMEの繊細な固形ファンデの上に

気になるシミにKateのスティックコンシーラー。

仕上げはMACのパール感のあるパウダーに

エスティローダーのチークをほんのり。


シミもシワも無い完璧な白肌。


そこへ、Diorの真っ赤なリップで。

アタシ、マツコデラックスさんの

輪郭をキチンと取るリップの塗り方

好きなんですよねー(笑)



マスターのバーに移動途中に

素敵なイルミネーションで

街のど真ん中で顔を寄せ合ってパチリ。



フットワークが軽くて

あまり周りを気にしない彼の言動が

アタシを安心させる。



彼の齧りかけのアップルパイ。

バイトの女の子達にも大好評❤️


カレー味とわかるように自作のシールまで

作ったオタク女のアタシ。



そして、早々にホテルへ。

夫バレしてからは0時には帰宅するようにしてます。



愛し合って、あっという間に帰宅。


いつも、辛くて泣いてるけど

翌日に逢えると思うと我慢出来ました(;ω;)



翌日のデートは彼の仕事が落ち着いた

11時スタート。


韓国の方の営む

古民家の本格韓国料理のお店でランチ。

郊外の大人気のお店。


こちらのスンドゥブチゲは絶品。


同じ職場の人と遭遇して焦るけど

今度会ったら夫です、と言おうと思いました💦


ホームのスイートルームが空いてて

すぐに求めて来た彼に不安。


まだ、昨日からそんなに時間が経ってないよ💦

身体だけなの?


「好きで好きで仕方ない」

「欲しくてたまらない」


飽きられたくない思いと

断って嫁とされると思うと嫌な気持ちが交錯する。

絶対に断れないアタシ。


愛の確認の後も

ずっと密着して深く深くキスをする。


前日、結構飲んだ彼は爆睡してました。


アタシはiPhone弄ったり

ワイドショー見たりして。


仕事の電話が数件掛かって来て

目が覚めた彼にまた、愛されて。


「ごめんね。

色々、連れて行きたいけど

やっぱりくっついてたいよ」



ずっとキスばかりして

アタシのタイムリミットに。

帰る準備をする彼に


「貴方なんて嫌いよ」


いつも帰り際に言う冗談。



彼は「可愛い❤️」と抱きしめてくれるけど



アタシは本気で言ってるのに。



「帰る場所がある貴方なんか嫌いよ」



と心で何度も呟いている。